今回はボードゲーム「ウルフアンドハウンド」のレビューを書きました。
ウルフを相手に押し付け合う2vs2のチーム戦が楽しめます。
ウルフアンドハウンドってどんなボードゲーム?
- ゲーム内容:相手チームの柵から羊を逃がせ!
- プレイ時間:10~20分
- プレイ人数:2~4人
- 対象年齢 :10歳~
引用:梟老堂
ウルフアンドハウンドのルールをざっくり箇条書き
コンポーネント
・カード:71枚
内訳は
プレイヤーカード:4枚
数字カード:32枚
動物カード:24枚
説明用カード:4枚
追加数字カード:7枚
・センターボード:1枚
ウルフとハウンドが動き回るボードです。
・プレイヤーボード:4枚
柵の中と外に分けられています。
・柵ボード:4セット
羊を入れておく柵です。
・羊コマ:16個
この羊を柵の外にすべて逃がしてしまうと負けになります。
通常プレイでは、各プレイヤーは3匹ずつ持ちます。
ゲームの目的
ペアと協力しながら、相手チームの羊を柵から逃がす
引用:梟老堂
ゲームの準備(通常プレイ・4人の場合)
・適当な方法でチームを組み、プレイヤーカードを渡します(プレイヤーカードには、1~4の数字が振ってある)。
・プレイヤーカードの数字の順に円状に並びます。
対面のプレイヤーがチームメイトになります(1,3のペア、2,4のペア)
・センターボードを真ん中に置きます。
・各プレイヤーはプレイヤーボード、柵ボードを組み立て、自分の前に配置します。
・柵の中に3匹ずつ羊コマを入れます。
・ウルフとハウンドを1匹ずつを、センターボード上の1のプレイヤーの前に置きます。
・数字カード32枚をシャッフルし、4枚ずつ配ります。
残りはセンターボードの中央に山札として置いておきます。
引用:梟老堂
アクション
手番では、以下の順でアクションを行います。
- 目の前にアニマルがいれば、処理をする
- ゲーム終了判定
- カードを1枚プレイする
- 山札からカードを補充する
①目の前にアニマルがいれば、処理をする
センターボード上の自分側にアニマルカードがあった場合は、カードをプレイする前に処理をします。
(スタートプレイヤーの最初の手番では、適応されません)
アニマルごとの対応は以下の通り。
- シープ :特殊効果を発動する(上級者ルールで使用、今回は割愛します)
- ウルフ :柵の中の羊を1匹逃がす
- ハウンド:柵の外に逃げた羊を1匹戻す
シープ→ウルフ→ハウンド
の順で行います。例)スタート時点で目の前にウルフとハウンドがいた場合
まず、柵の中の羊を1匹逃がします。
その後、逃げた羊を1匹戻します。
結果としては、±0ということです。
尚、通常ルールでは、柵の中の羊の数は最大3匹、最低0匹です。
(使用するアニマルカードによって、初期状態の羊が4匹のこともある)
②ゲーム終了判定をする
この時点で以下の条件を満たしていた場合、ゲーム終了となります。
- 柵の中の羊の数が0匹
→0匹のプレイヤーがいるチームの負けとなります。 - 手札が0枚
→次のプレイヤーが①まで行い、ゲームを終了します。
柵の中の羊を数え、チームの合計数が多いほうの勝ちとなります。
③カードを1枚プレイする
手札の数字カードを1枚プレイします。
プレイしたカードの色と数字に応じてアニマルカードを動かします。
- 黒・・・すべてのウルフを動かす
- 白・・・すべてのハウンドを動かす
基本的には、時計回りに数字の数だけ進みます。
(アニマルカードの中には、反時計回りに進むものもあります)
④山札からカードを補充する
センターボードに置かれた山札からカードを1枚補充します。
①~④まで行ったら、手番を交代します。
ゲーム終了
②のアクション時に、ゲームを終了させる条件がそろっていれば、ゲームを終了します。
特殊カード
ここからはゲームをさらに複雑におもしろくする特殊効果カードを一部ご紹介します。
まずは通常ルールでプレイし、慣れてきたら、いろいろなカードを入れるといいですよ。
〇シープ1
黒の数字カード、白の数字カード、どちらを使っても動く。
手番ではアクションを行わず、次のプレイヤーに手番が渡る。
このとき、他のアニマルカードの効果は受けない。
〇メタモルカード
表がウルフ、裏がハウンドのカードです。
数字カードで移動するときに、スタートプレイヤーの前を通る、または、スタートプレイヤーの位置で止まったら、カードをひっくり返します。
効果は①ではなく③のアクションのときに発生します。
〇オロオロハウンド
別のアニマルカードと一緒にある場合、手番終了時にカードをひっくり返します。
ひっくり返ったハウンドは逆方向へ進行します。
他にもいろいろな種類のカードがあるので、ぜひ遊んでみてください。
ウルフアンドハウンド。かわいすぎか pic.twitter.com/9jROTkkGZa
— 蟲吉 (@xid_heteroptera) May 12, 2017
ウルフアンドハウンドの感想
◎楽しいチーム戦ができる
かなり「チーム」としてのプレイを楽しめる。
理由は、カードをプレイする前に効果が発動するから。
たとえば、カードをプレイした後に効果が発動するのであれば、狼カードとかも自分で数字カードを出してどかせば、羊を逃がさずに済む。
でも、それはできないので、羊を逃がさない方法を考えると、次のターンが回ってくるまでにチームメイトがどかしてあげるしかない。
つまり、相手へのフォローをいかにできるかが大事なんだよね。
なので、かなりチームとしての意識が重要だと感じた。
やっぱりチーム戦のボードゲームはこうでなくちゃ。
◎いろんな種類のアニマルカードがばつぐんにいい!
まずはゲームに慣れるために通常ルールをやるべきだけど、そのあとに絶対にほかのアニマルカードを入れてプレイいてほしい。
濃密度がかなり違うから。
また、アニマルカードを3枚使うパターンもあるんだけど、個人的にはこっちのほうが楽しい。
激しくアニマルが動き回るから、かなり臨機応変に対応しないといけない。
アニマルたちも単調な動きではないので、戦略性もめちゃくちゃあるよ。
◎使った数字カードからも推測できる
基本使うのは32枚の数字カードなので、どのカードが使われていないかがけっこうわかりやすいんだよね。
そのため、そこから戦略を立てるのもおもしろい。
見た目からほんわか系なボードゲームだと思ってたけど、悩もうと思えばいくらでも悩めるな。
〇絶対4人のほうがいい
2人用、3人用のルールも整備されているんだけど、絶対4人のほうがおもしろいと思うよ。
4人でしかプレイしてないから何とも言えないけど、やっぱりチーム戦をするなら、同じ人数の人間を用意したほうが楽しいと思う。
なので、4人でのプレイをおすすめする。
キツネレモンの評価
おもしろい。
プレイするまで名前も知らなかったんだけど、こんなにおもしろいチーム戦ができるゲームあったんだ。
プレイするときは、絶対アニマル3匹。
こんな人に勧めたい
- 2人vs2人のチーム戦ができるボードゲームを探している人
- 助け合い要素の強いゲームをやりたい人
- 狼や羊が好きな人
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