今回はボードゲーム「トリックと怪人」のレビューを書きました。
伏せたカードの情報から犯人を推理していくゲームです。
トリックと怪人ってどんなボードゲーム?
- ゲーム内容:カードの効果を考慮して犯人を指摘しろ!
- プレイ時間:15分
- プレイ人数:3~4人
- 対象年齢 :9歳~
引用:Oink Games
トリックと怪人のルールをざっくり箇条書き
コンポーネント
・カード:11枚
役職が書かれているカードです。
それぞれにいろいろな効果があり、この効果をうまく使えるかどうかが勝敗を分けるカギとなります。
・サマリーカード:4枚
各役職の効果が書かれたカードです。
わからないときは、これを見て確認することができます。
・得点チップ:25枚
1点と5点のチップがあります。
・虫メガネチップ:4枚
誰が犯人かを指定するためのチップです。
・情報トークン:12枚(3色×4枚)
赤・青・黄のトークンが4枚ずつあります。
自分のカードの色が何色なのかを示すために使います。
ゲームの目的
相手の宣言やトークンの色から、犯人を推理する
引用:Oink Games
ゲームの準備
・各プレイヤーに虫メガネチップ、赤・青・黄の情報トークン、サマリーカードを配ります。
・11枚のカードを裏向きにしてシャッフルし、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。
・適当な方法で初めのプレイヤーを決めます。
アクション
このゲームでは、基本的にカードの数字が一番大きいプレイヤーが犯人となります。
ただし、効果によっては関係が入れ替わることもあります。
まず、カードの種類をご紹介します。
カードの効果がないものについては、空欄にしてあります。
- 10:政治家
- 9:やくざ
- 8:マダム
- 7:実業家
- 6:刑事
このカードが犯人だった場合、犯人だったプレイヤー、刑事が犯人だと当てたプレイヤーともに2倍の勝利点を獲得します。 - 5:鑑識屋
カードをオープンした時に政治家(10)がいた場合、政治家を除外します。 - 4:道具屋
カードをオープンした時にやくざ(9)がいた場合、やくざを除外します。 - 3:運び屋
自分以外のすべてのプレイヤーが5以上の数字だった場合、このカードが犯人になります。 - 2:バー店主
カードをオープンした時に政治家(10)がいた場合、このカードが犯人になります。
ただし、政治家が鑑識屋(5)で除外された場合は、このカードの効果も無効となります。 - 1:怪人
唯一2枚存在するカードです。
怪人はどの色にも属しません。
また、自分のことを犯人だと疑ったプレイヤーから1点を奪うことができます。
数字が大きいカードは犯人になりやすいですが、数字が小さいカードの効果によって、逆転することもあります。
また、見てもらうとわかるように、数字の大きさと色の関係に偏りがあるため、ここも重要な推理ポイントになります。
ここからは実際のアクションを書いていきます。
- カードを出す
- 犯人を推理する
- カードオープン
- 得点処理
- 2ラウンド目へ
①カードを出す
手番のプレイヤーはカードを1枚裏向きで出します。
この時、出したカードと対応する色のトークンをカードの上に置きます。
※ここはウソをついてはいけません!
尚、怪人を出した場合は、好きな色のトークンを出すことができます
②犯人を推理する
カードを出した時とは逆の順で、犯人を推理していきます。
手番のプレイヤーは、犯人だと思うプレイヤーのカードの上に虫メガネトークンを置いてください。
尚、自分自身を犯人だと予想することもできます。
③カードオープン
全員が虫メガネを置き終わったら、いっせいにカードをオープンします。
カードの効果を処理して、誰が犯人か、当てたプレイヤーは誰かを整理します。
④得点処理
以下の得点方法に従います。
- 犯人だったプレイヤー :1点を獲得
- 犯人を当てたプレイヤー :(人数-当てたプレイヤーの数)点を獲得
- 怪人を指摘してしまったプレイヤー:怪人に1点を奪われる
⑤2ラウンド目へ
得点計算が終わったら、2ラウンド目へ行きます。
2ラウンド目は、手札に持っている残りの1枚で勝負します。
1ラウンド目よりも情報が出ている分、推理もしやすくなるので、より濃密な勝負になります。
ゲーム終了
誰かが10点を獲得した時点で終了です。
得点順に順位がつけられます。
「トリックと怪人」オインクゲームズの正体隠匿&推理ゲーム。プレイ感はかなりライトでさくっとできる。1〜10の数字と赤青黄いずれかの色を割り振られた、怪人、政治家、マダム、バーの店主…などの胡乱なキャラクターカード2枚を使い、自分の正体を隠しつつその回の犯人を当てる。駆け引き面白い🎩 pic.twitter.com/dn7YhOVNLD
— NEO枯山水 (@neokaresansui) January 3, 2020
トリックと怪人の感想
◎程よい推理要素があっていい!
推理を題材にしたゲームなんだけど、必ずしも推理通りにいくとは限らない。
運要素もあるんだけど、そのバランスがちょうどいいね。
10点が長いように思うかもしれないけど、10点がゴールのおかげで、ある程度推理力がある人のほうが勝ちやすい設計になってる。
「当たり前じゃん」って思うかもしれないけど、例えばこれが3点勝負とかだと、運ですべてが決まってしまうこともあるからね。
得点含め、この辺のバランスが絶妙だなと感じた。
◎ラウンドごとに濃密さが変わるのがおもしろい
推理系のゲームで、前のラウンドの情報が引き継がれるのは珍しいなと感じた。
なので、必然的に2ラウンド目のほうが濃密な勝負になる。
また、それを見越して2ラウンド目を混乱させるために、あえて2ラウンド目で怪人を出すとかもあるからね。
プレイするとわかるけど、カードを出すだけでもかなり考えるよ。
◎ウソをつく必要がない
犯人を当てる系のゲームって、犯人役がウソをつかなきゃいけない場合が多いんだよね。
その点、トリックと怪人の場合は、ウソをつく必要がまったくない。
なので、人狼とかが苦手な人でもプレイしやすい推理系ゲームだね。
この点はかなり貴重だと思う。
〇プレイするなら4人
人狼とかもそうだけど、推理系のゲームって人数でけっこうおもしろさが変わるんだよね。
なので、トリックと怪人についても、プレイするなら4人をおすすめする。
最大4人なので、5人とか6人でこのゲームを遊べたらと思うこともある。
キツネレモンの評価
いやー、おもしろいね。
軽くできる推理系ゲームとしてすごくいいよ。
あと、サマリーカードがあるのもめちゃくちゃありがたい。
これのおかげで、全員が初心者でもスムーズにゲームが進む。
マジで気になる点は、人数の幅があったらなくらいじゃないかな。
こんな人に勧めたい
- 推理系のゲームが好きな人
- 4人で遊べるお手軽なゲームを探している人
- ウソをつくのが苦手な人
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