今回はボードゲーム「ザ・ゲーム」のレビューを書きました。
昇順or降順でカードを出していき、すべてのカードを出し切れば完全勝利という全員協力型のゲームです。
ザ・ゲームってどんなボードゲーム?
- ゲーム説明:協力してカードを出し切れ!
- プレイ時間:15~20分
- プレイ人数:1~5人
- 対象年齢 :8歳~
ザ・ゲームのルールをざっくり箇条書き
コンポーネント
・プレイ用の数字カード:98枚
2~98までの数字カードです。
・スタート用の数字カード:4枚
1と100が2枚ずつあります。
・青い数字カード:6枚(第二版に収録)
拡張版で使うカードです。
(今回は割愛します)
ゲームの目的
カードを昇順or降順に出していき、すべてのカードを出し切る
ピノッキオのボードゲームその④ザ・ゲーム プレイヤー全員で協力して1〜100までのカードを順番に全て場に出せたら勝利!!プレイヤー同士の会話や微妙な匙加減が鍵を握る…#ボドゲ #ボードゲーム #ザゲーム #富士見ヶ丘 #pasticceriabarpinocchio #ボドゲができるお菓子やさん #ボドゲ好き pic.twitter.com/MSceutYefS
— Pasticceria Bar Pinocchio (@pasticceria_bar) November 15, 2019
ゲームの準備(3人プレイの場合)
・1のカード2枚と100のカード2枚を七並べのような感じに並べます。
・2~98までの数字カードをシャッフルし、各プレイヤーに6枚ずつ配ります。
残りは山札として置いておきます。
・適当な方法で初めのプレイヤーを決めます。
アクション
このゲームは、全員協力型のゲームです。
手番では、以下の順でアクションをします。
- カードを2枚以上出す
- 山札からカードを補充する
①カードを2枚以上出す
自分の手札から2枚以上のカードを場に出します。
カードを出すときは、以下のルールに従います。
- スタートが「1」の場所は昇順にする
- スタートが「100」の場所は降順にする
〇スタートが「1」の場所は昇順にする
スタート地点が「1」の場所は、1→3→4→7のように、昇順で出さなければなりません。
〇スタートが「100」の場所は降順にする
スタート地点が「100」の場所は、100→97→96→94のように、降順で出さなければいけません。
また、カードを出すときは、ほかのプレイヤーと相談をすることができます。
ただし、数字を直接言ってしまうのはダメです。
数字をぼかしながらもうまく相談できるかが、クリアへのカギとなります。
例)1→3→4→7→10→12→2
このルールをうまく使うことで、出すカードに余裕が生まれます。
②山札からカードを補充する
カードを出し終わったら、出した枚数だけ山札から補充します。
①②が終わったら、手番を交代します。
ゲーム終了
誰かが2枚以上出せなくなった時点で終了です。
山札と残った手札の合計枚数によって評価が変わります。
- 0枚 :完全勝利!!
- 1~10枚:勝利!
- 11枚~ :敗北…
完全勝利目指してプレイしてみてください。
ザゲーム初勝利!!#ボドゲ pic.twitter.com/OMY6mHf1Tg
— ばる (@barunoz) July 30, 2017
ザ・ゲームの感想
◎シンプルな協力型ゲーム!
協力型のゲームとしては、かなりシンプルなゲーム。
考えるべきことが少ないという意味では、いろんな人と一緒にプレイできそう。
「花火」とかだと、もうちょっと複雑だしね。
また、その中でも「10の差があれば、昇順・降順関係なく出せる」というルールはおもしろい。
ゲームの性質上、ほぼすべてのカードを出し切らないと勝てないので、このルールは頼みの綱のようなもの。
特に中盤以降は、このルールが軸になって話が進んでいくね。
プレイしてみると想像以上に出し切れないので、ぜひ挑戦してみてほしい。笑
◎2枚以上出さなければいけないのが絶妙
プレイしていると、3枚も4枚も出したいときもあれば、1枚しか出したくないときもある。
そういう意味で、この「2枚以上出す」というルールは絶妙だね。
このルールのおかげで、波のあるゲームになる。
あまりテーマ性がないゲームなだけに、このような「盛り上がったり、逆に苦しめられたり」みたいな部分があるのはありがたい。
〇相談がかなり重要
相談なしで勝利できるゲームではないね。
「誰がどこに出したいか」も重要だけど、「どこに置くと誰が厳しいか」を把握することも大事。
また、「10の差があるカードを持っている」ということをどう伝えるかも非常に悩む。
「俺にこの列は任せてくれ」
「この列以外で耐えてほしい」
みたいな感じで、匂わせるくらいしかないけどね。笑
とにかく、みんなとコミュニケーションを取らないとクリアできない。
△カード運に左右されることも
最初の手札の時点で1~10や90~99らへんのカードが1枚もないことも、十分にあり得る。
この場合なんかは、ほぼクリア不可能よ。
なぜなら、最終的に残っているカードは10枚以下にしなきゃいけないのに、すでに10近くの差があるカードを出さなきゃいけないから。
もちろん、「10の差があれば、関係なく出せる」ルールはあるんだけど、それを加えたとしても厳しいね。
こんな感じで、運の要素が勝敗に直結しやすいので、ちょっと気になるかな。
知ったかぶりの評価
このくらいの評価。
いくら頭を働かせても運要素でかっさらわれるところがあるのは「うーん…」という感じ。
ただ、協力系の中では本当にシンプルなゲームなので、「手軽に協力系のゲームを遊びたい」という人にはいいかも。
こんな人に勧めたい
- 5人まで遊べる協力系ボードゲームを探している人
- シンプルなルールのゲームを遊びたい人
- 人と話し合いながら進めるのが好きな人