今回はボードゲーム「それはおれの牧場だ!」のレビューを書きました。
※感想が多いので、細かいルール説明はありません!
ツイッターの画像と大まかな説明でご勘弁を!
それはおれの牧場だ!ってどんなボードゲーム?
・ゲーム説明:できるだけたくさんのヒツジを配置しろ!
・プレイ時間:15分
・プレイ人数:2~4人
・対象年齢 :7歳~
それはおれの牧場だ!のルールをざっくり箇条書き!
コンポーネント
・牧草地タイル:16枚
正六角形のマスが4つつながっているタイルです。
・ヒツジコマ:64個(4色×16枚)
丸いチップのようなコマです。
このヒツジコマをできるだけ多く配置します。
ゲームの目的
自分の色のヒツジコマを、できるだけたくさん配置する。
「それはおれの牧場だ!」
仕事中、ちょうど空いた時間にぶらっと入ったボドゲカフェ。
ちょっと無愛想な店員さんが勧めてくれました。
初心者にはとっつきやすく、一緒に遊んでくれたサラリーマンたちが優しかったこともあり、ボドゲやるときは紳士でいようと。#初めてプレイしたボードゲーム pic.twitter.com/K3YLuGy12N— suz (@narisuzuki) April 24, 2020
ゲームの準備
・各プレイヤーは、自分の色のヒツジコマ16枚と牧草地タイル4枚を手元に置きます。
・適当な方法で、初めのプレイヤーを決めます。
アクション
アクションは、以下の順番で行います。
- すべての牧草地タイルを配置する
- ヒツジコマのスタート地点を決める
- ヒツジコマを分けながら配置していく
① すべての牧草地タイルを配置する
まずは、全プレイヤーが順番に牧草地タイルを好きなように置いていきます。
置くときは、少なくとも1面がほかのタイルと接するようにします。
② ヒツジコマのスタート地点を決める
すべての牧草地タイルを置き終わったら、次はヒツジコマのスタート地点を決めます。
スタート地点の正六角形タイルは、外周から選びます。
スタート地点を決めたら、16枚のヒツジコマをすべて重ねて置きます。
③ ヒツジコマを分けながら配置していく
全員がスタート地点を決めたら、初めのプレイヤーからコマを動かしていきます。
動かすときのルールは次の3つ
- 動かしたい数だけヒツジコマを取る
- 正六角形の辺に向かって一直線に進む
- 壁かヒツジコマにぶつかったら、その手前に置く
また、配置したヒツジコマが1枚だけのときは、それ以上そのコマを動かすことはできません。
・順番にヒツジコマを動かしていき、全員が移動できなくなったら終了です。
・この時点で、もっとも多くのヒツジコマを配置できたプレイヤーが勝利となります。
それはおれの牧場だ!の感想!
◎かなりおもしろい
シンプルなのに考える要素が満載。
動かす場所を考えるゲームはけっこうあるけど、動かすコマの数も考えるってのが新鮮だね。
そして、このルールがいい感じに頭を悩ませる。
「あっちのほうはまだ空いてるから、けっこう動かすか」
「あの辺は後で密集しそうだな…3枚くらいにしとこう」
みたいにね。
今までプレイしてきた陣取り系のゲームとは、またちょっと違って楽しい。
個人的には、似たゲームの「それはおれの魚だ!」よりも好きかな。
◎タイルの置き方が自由なところがいい!
このゲーム、最初の牧草地タイルは接してさえいればどんな風に置いてもいい。
置き方は、できるだけまとめるように置いたり、孤島のように置いたりと人によって様々。
なので、毎回いろんな地形を楽しむことができる。
地形が違えば、最初にヒツジコマを置く場所も当然変わってくるし、戦略もいろいろ考えられる。
ゲームがシンプルなのに、いろいろなパターンがあるのはいいね。
◎コンポーネントも扱いやすい
「それはおれの魚だ!」の場合、正六角形のタイルが1つずつあるので、扱いづらいし並べるときも正直めんどくさい。
対して、こちらの「それはおれの牧場だ!」は、正六角形のタイルが4つつながっているので、つかみやすいし配置にも時間がかからない。
そういった点は非常にグッド。
また、ヒツジコマも全部が同じ顔ではなく、いろんな表情のヒツジたちがいるので、プレイする側からすると嬉しい。
コマもしっかりしたつくりなので、手になじむ。
細かい部分ではあるんだけど、「それはおれの魚だ!」と比較すると、上記の違いはすごく大きく感じた。
〇慣れてきたら、牧草地タイルを減らすのもあり
このゲームは、1人のプレイヤーが16枚のヒツジコマと4枚の牧草地タイルを持ってスタートする。
牧草地タイルは4つの正六角形がつながっているものなので、4枚のタイルで16面分になる。
つまり、全員がうまいこと置ければ、すべての面がヒツジコマで埋まることになる。
こうなったらなったで感動するんだけど、やっぱり勝負だから白黒つけたいってときは、牧草地タイルを減らすのがおすすめ。
1枚減らすだけで4匹のヒツジがあぶれるからね。
全部のタイルを使ってた時よりも、よりシビアな動きが求められる。
慣れてきたらこんな風に遊んでもいいと思うよ。
△先にスタート位置を決められる人が少し有利かも
人によっては、順番で差が出ると感じるかも。
最初のプレイヤーのほうが、いい位置からスタートできるからね。
このゲーム自体が、1コマ差2コマ差のように僅差で終わる場合が多いからこそ、気になるのかもしれない。
一応、最後のプレイヤーが前のプレイヤーに良い場所を取らせないようにする戦い方としては、「最初のタイル配置でできるだけ密集させて置く」っていうのがあるかなと思う。
たとえば、孤島のような場所を作られてしまうと、最初の1手でそこを占領できるような置き方をされてしまう。
なので、できるだけ離れた土地を作らないようにするのが、最善手かなと思う。
それでも完全に公平なルールでやりたいのなら、人数と同じ数だけゲームをプレイすればいい。
たとえば、3人でプレイするなら全部で3ゲーム行うようにする。
そして、この3回のゲームの中で1番手2番手3番手を1回ずつプレイする。
それぞれのゲームで置けたヒツジコマの数をかぞえ、最後の3ゲーム分集計すれば、公平な勝負になる。
このゲーム自体がそれほど時間がかかるものではないため、こんな風にプレイしてもいいんじゃないかな。
ゲームがおもしろいだけに、この辺は妥協したくないからね。
知ったかぶりの評価
かなりおもしろい。
やっぱりこういうシンプルなのに奥が深いゲームはいいね。
一度プレイしてみることをおすすめする。
こんな人に勧めたい
・複数人で遊べる陣取りゲームがやりたい人
・考える系のゲームが好きな人
・「それはおれの魚だ!」が好きな人