今回はボードゲーム「マケランディア」のレビューを書きました。
光と闇の陣営に分かれて行うチーム戦です。
マケランディアってどんなボードゲーム?
- ゲーム内容:敵陣営を脱落させろ!
- プレイ時間:20~30分
- プレイ人数:4~8人
- 対象年齢 :10歳~
マケランディアのルールをざっくり箇条書き
コンポーネント
・ゲームボード:1枚
5×5マスのボードです。
・マケランディアマップ:1枚
表面は4~6人用、裏面は7~8人用になっています。
・陣営カード:8枚
光の陣営と闇の陣営のカードが4枚ずつあります。
構成はそれぞれ城カードが1枚と砦カードが3枚です。
・プレイカード:32枚
各陣営で16枚ずつです。
カードの種類は3種類。
- キャラカード:戦闘に出す
- 強化カード :キャラの強さを+1する
- 即死カード :相手のキャラを脱落支える
4~6人のプレイでは、16枚のうちの13枚を使用します。
7~8人のプレイでは、すべてのカードを使用します。
ゲームの目的
光の陣営、闇の陣営ともに、相手の陣営の城 or すべての砦を脱落させる
ゲームの準備(6人プレイの場合)
・人数に応じてマケランディアマップを広げます。
・各陣営の城カード1枚と砦カード2枚、合計で6枚のカードを裏向きにしてシャッフルし、配ります。
(人数によって枚数は変化します)
・各プレイヤーが配られた陣営カードをマップ上の指定の位置に配置したら、いっせいにオープンします。
これにより陣営が分かれ、誰がチームなのかがわかります。
・プレイカードを陣営ごとに13枚ずつ用意し、シャッフルして各陣営のプレイヤーに配ります。
光のプレイカードは光の陣営のプレイヤーに、闇のプレイカードは闇の陣営のプレイヤーにということです。
尚、6人の場合、各プレイヤーの初期手札は4枚なので、余った1枚は除けておきます。
アクション
まず、このゲームでは「遠方」と「隣接」という概念があるので、覚えてください。
- 隣接・・・両隣のプレイヤーを指します
- 遠方・・・両隣以外のプレイヤーを指します
手番では、次の3つのアクションから選びます。
- 攻撃
- 援軍
- 待機
アクションは闇の城カードを引いたプレイヤーから時計回りに行います。
〇攻撃
相手の陣営の1人に対して裏向きでカードを1枚出します。
差し出されたプレイヤーは、同じようにカードを出します。
両者が出したらいっせいにオープンし、キャラカードの数字の大きさによって勝敗を決めます。
- 勝ったキャラカード
→隣接したプレイヤーを攻撃して勝った場合は、すぐに手札に戻すことができます - 負けたキャラカード
→捨て札になります
遠征中のカードは自分の陣営カードの前に伏せて置いておきます。
次に自分の手番が来たときに回収することができます。
尚、強化カードや即死カードは、一度使用したら捨て札になります。
〇援軍
仲間の陣営のプレイヤーに対して、カードを1枚渡すことができます。
渡されたプレイヤーが隣接していた場合、すぐにそのカードを手札に加えます。
渡されたプレイヤーの手番が来たら、手札に加えることができます。
〇待機
何もせずにパスをします。
カードを出したくない場合や様子を見たいときに使います。
プレイヤーの脱落
手札が0になってしまったプレイヤーは脱落となります。
脱落したプレイヤーは、自分の陣営カードを裏返し、「マケランディア」と言って降伏します。
尚、遠征中のカードは手札に含まれませんので注意してください。
例)残りの手札1枚で遠方のプレイヤーを攻撃すると、勝ったとしても遠征中になるので脱落となる。
ゲーム終了
どちらかの条件を満たした陣営の勝ちとなります。
- 相手の陣営の城カードを持つプレイヤーを脱落させる
- 相手の陣営の砦カードを持つプレイヤーすべてを脱落させる
やっと遊べたマケランディア
我が砦が破られ敗北…… pic.twitter.com/qtfDL7yFhB— ハレルヤロックボーイ (@hallerockboy) November 14, 2019
マケランディアの感想
◎チーム感をすごく感じる
チームでの助け合いがなければ勝つことができないね。
それを象徴するのが「援軍」というルール。
これは強いカードを渡す効果もあるけど、どちらかというと回復的な意味合いのほうが強いと感じた。
仲間を補助するゲームはあるけど、こんな風に身を削って仲間を回復させるみたいルールは珍しいと思う。
ちゃんと「チーム」としての意味があるゲームだね。
◎想像以上に戦略的要素がある
最初は「結構シンプルなゲームだな」って思ったけど、プレイしてみるとそんなことないね。
使うカードの枚数が決まっていること、援軍や待機というルール。
この辺を深堀していくと、ものすごく考えるゲームだなってことがわかる。
「残りのカードは何だろう?」
「なぜ待機をしたんだろう?」
「何のカードを送ったんだろう?」
こういった疑問をプレイの中で常に考えることで、戦況が見えてくるね。
こんなに絵柄がポップなのに、なかなか侮れないよ。
◎奇数だからといって多いほうが有利なわけではない
このゲームのすごいところは、奇数人数だったとしてもゲームのバランスがほとんど崩れないところ。
これは初期手札の枚数と手番の数が関係する。
人数が多いチームは初期の手札の枚数が少ない代わりに、1周するまでに+1回の手番がある。
有利な点と不利な点がしっかり合わさっているので、片方がめちゃくちゃ有利になるってことはないんだよね。
〇理想は6人以上
4人でも楽しく遊べるけど、遊ぶなら6人以上がいいよ。
4人の場合2vs2になるので、倒すのは城カードを持つプレイヤーでも砦カードを持つプレイヤーでも変わらない。
6人以上になれば、1チームに城が1人と砦が複数人になるので、
「砦のプレイヤーを全員倒すよりも城のプレイヤーを倒す方が効率がいい」
という考えに変わるからね。
その方が、プレイしている側も自分の役割を定めながらプレイできておもしろいよ。
キツネレモンの評価
なかなかにおもしろい。
やっぱチームらしさがある協力系ボードゲームはいいね。
こんな人に勧めたい
- 2チームに分かれて行うゲームがやりたい人
- 助け合い要素の強いゲームを探している人
- 4~8人で遊べるゲームを探している人
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