今回はボードゲーム「ジャンドイッチ」のレビューを書きました。
麻雀のように、パンや具材を使ってメニューを完成させていくゲームです。
ジャンドイッチってどんなボードゲーム?
- ゲーム内容:得点の高いサンドイッチを作れ!
- プレイ時間:20分
- プレイ人数:2~5人
- 対象年齢 :8歳~
ジャンドイッチのルールをざっくり箇条書き
コンポーネント
・サンドイッチカード:48枚(12種類×4枚)
パンが6種類、具材が6種類でそれぞれが4枚ずつあります。
これらのカードで役となるメニューを作っていきます。
・取材カード:1枚
麻雀で言う「親」を示すためのカードです。
このカードを持っているときに完成させると、2点加算されます。
・メニューカード:5枚
揃え方が描かれているカードです。
・お客さんチップ:40枚
1、5、10ポイントのチップがあります。
ゲームの目的
カードを揃えてメニューを完成させ、お客さんチップを集める
ゲームの準備
・サンドイッチカードを裏向きにしてシャッフルし、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。
残りは山札として置いておきます。
・お客さんチップを均等に分けます。
・適当な方法で初めのプレイヤーを決めたら、そのプレイヤーのそばに1周目を表にした取材カードと箱を置きます。
アクション
大まかな部分は麻雀と似ています。
ゲーム全体の流れはこんな感じ。
- 山札から1枚を表にして置く
- カードを1枚引いて1枚捨てる
- メニューが揃う
詳しく説明していきます。
①山札から1枚を表にして置く
まず、山札から1枚目を表にして置いておきます。
このサンドイッチカードが、そのラウンドの「人気メニュー」になります。
- 人気メニュー・・・メニューを完成させたときにこのカードを持っていた場合、枚数×2ポイントが加算される。
麻雀で言う「ドラ」のようなもの。
②カードを1枚引いて1枚捨てる
取材カードを持つプレイヤーから反時計回りに行います。
メニューを揃えるために、カードを1枚引いて1枚捨てます。
メニューの種類は以下の通りです。
見てもらうとわかるように、3枚で出来るメニューと6枚で出来るメニューがあります。
3枚で出来るメニューの場合は、2組作る必要があります。
POINT
「バイ」をして手を早めろ!
「バイ」とは、「他のプレイヤーが捨てたカードを使って3枚の組ができる場合に行えるアクション」です。
相手の捨て札をもらい、手札の2枚のカードと一緒に場に出しておき、手札から1枚捨てます。
麻雀で言う「ポン」と「チー」を兼ね備えたアクションです。
※「バイ」をするときは、カードを捨てたプレイヤーに1ポイント払わなければいけません。
③メニューが揃う
3枚×2組or6枚×1組のメニューが完成したら、「サンキュー」と宣言します。
どちらの手順で完成したかによって、ポイント計算の仕方が異なります。
- 山札から引いて完成 ・・・点数を他のプレイヤーの人数で割り、全員がそれぞれ支払う(小数点は切上)
- 相手が捨てたカードで完成・・・カードを捨てたプレイヤーがすべてのポイントを支払う。
POINT「取材カード」が手元にあれば、+2ポイント!
取材カードは、得点を+2ポイントしてくれるため、手元にあるときはより積極的にメニューの完成を目指しましょう。
誰かがメニューを完成させたら、そのラウンドは終了です。
また、誰も完成しない状態で山札がなくなった場合も、そのラウンドは終了となります。
ラウンドが終了したら、取材カードを反時計回りに動かし、次のラウンドを行います。
ゲーム終了
どちらかの状態になった場合、ゲームを終了します。
- 全員が取材カードを2回手元に置く
- 誰かのお客さんチップが0ポイントになる
最も多くのお客さんチップを集めていたプレイヤーが勝者となります。
ジャンドイッチ。サクサク、サクサク進められます。 pic.twitter.com/eEWnWis8pM
— マルジャパン (@maljp1972) October 29, 2017
ジャンドイッチの感想
◎親しみやすさが良い
麻雀って役が無機質な感じがするし、役の種類も多いので、初心者には敬遠されがち。
対してジャンドイッチは、そんな麻雀参入への障害をすべてクリアしてるよ。
たとえば、「メニューの役を常に確認できる一覧表がある」とか、「サンドイッチが題材なので、役との距離感が近い」とか。
「6枚で完成する」という手軽さも魅力ながら、考える要素も抜群。
手軽な分、盛り上がりもあるよ。
私自身、麻雀も好きだけど、このジャンドイッチもすごくおもしろかったね。
◎「バイ」がいい味出してる
ゲームの性質上、「バイ」を1回するだけでかなり完成に近づくんだよね。
なので、「バイ」をどんどんすればいいんだけど、ここにポイントの移動が絡むから悩んでしまう。
たとえば、Aさんが捨てたカードを「バイ」して、その次の手番で上がれたとする。
この時、自分の役がトリオとコンボだったら2ポイントにしかならない。
また、「バイ」をしたため、Aさんに1ポイント支払っている。
つまり、上がったときの状態は、自分が+1ポイント、ただ捨てたカードを取られただけのAさんも+1ポイントなんだよね。
これを考慮すると、「「バイ」するより、もっと良い役を揃えようか」みたいな考えにもなるよ。
この「バイ」のバランスは、かなり良いね。
◎題材が楽しい
サンドイッチが題材だと、会話も弾んでたのしいよ。


みたいに、内容を絡めながら牽制しあえるので、おもしろい笑。
ちなみに、友人とプレイした時は「俺はハムチーズを食パンに乗せる派だから」と言って、謎のメニューを開発してきたので、ビンタしておきました。
〇プレイするなら3人以上がいいかな
もちろん、2人でも楽しめると思うけど、このタイプのゲームをより楽しみたいなら、多少人数がいたほうがいいかな。
ゲームの性質上、2人だと4回のラウンドで終わっちゃうしね。
私は3人でプレイしたけど、すごく楽しめた。
キツネレモンの評価
いやー、かなりおもしろいよ。
正直、プレイする前は「これなら麻雀でいいんじゃね?」って思ってたけど、手軽さや題材との相性、ジャンドイッチ独特のプレイ感を感じたので、すぐに考えが変わった笑。
麻雀が好きな人はもちろん、そうでない人もすぐにルールを覚えて楽しめるゲーム。
こんな人に勧めたい
- 麻雀が好きな人
- 程よい思考要素のあるゲームをしたい人
- サンドイッチに目がない人
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