今回はボードゲーム「ハイパーロボット」のレビューを書きました。
※感想が多いので、細かいルール説明はありません!
ツイッターの画像と大まかな説明でご勘弁を!
ハイパーロボットってどんなボードゲーム?
・ゲーム説明:ロボットを最短手数でゴールまで導け!
・プレイ時間:30分
・プレイ人数:1~∞人
・対象年齢 :10歳~
友達にすすめられた『ハイパーロボット』というボードゲーム、ぶつかるまでまっすぐにしか進めないロボットをいかに少ない手数でポイントまで導けるかというルールなんだけど、ポケモン金銀のこおりのぬけみちだこれhttps://t.co/O4Foeu0ziY pic.twitter.com/EIAgnwQWZD
— 秋菜↻ (@ev_Akina) April 6, 2018
ハイパーロボットのルールをざっくり箇条書き
コンポーネント
・ゲームボード:8枚
裏表にマス目が描いてあるゲームボードです。
ゲームでは、この中から4枚を選んで使います。
・センターピース:1枚
4つのボードを中心で留めるために使います。
・ロボットコマ:5個
赤・青・黄・緑・銀の5つのコマです。
(銀は使っても使わなくてもOK。今回は割愛します。)
・ロボットタイル:5枚
ロボットのスタート地点を決めるときに使います。
・ターゲットチップ:17枚
片面にマークが描かれており、このマークがどの色のロボットをどこに導くかを表しています。
赤・青・黄・緑が4枚ずつ、カラフルなものが1枚あります。
・砂時計:1個
約1分で砂が落ちきります。
誰かが手数を宣言したときに裏返します。
ゲームの目的
スタート地点からゴールまでの最短手数のルートを考える。
【21.ハイパーロボット】無慈悲な格差と脅威の収容可能人数を誇るランドルフの名作。直線しか動かないロボットを進めて、最短何移動で目的地に着くかを出すゲーム。 12手先とか読めると嬉しい pic.twitter.com/VYPGvUZBfG
— かーん (@tamakiV9) December 24, 2014
ゲームの準備
・各ゲームボードの中心付近には、赤・青・黄・緑のいずれかの色がついています。
8枚のボードの中から、この4色がそろうように4枚を選び、センターピースでつなぎます。
・ボード上のマークがないマスをランダムに選び、赤・青・黄・緑のロボットタイルとロボットを置きます。
・ターゲットチップを裏向きにしてシャッフルします。
・適当にチップを1枚選び、センターピースの上に表向きにして置きます。
アクション
センターピースに置かれたチップが、今回のゴールエリアになります。
各プレイヤーは、チップの色と同じ色のロボットを何手でゴールまで導けるかを考えます。
動きのルールは以下の通り。
- ロボットは縦か横に進む
- ロボットは壁や障害物に当たるまでまっすぐ進む
- 今回のターゲットじゃないロボットも動かしていい
- どのロボットでも1度動かしたら、1手とする
手数が思い浮かんだ人は「〇手」と宣言してください。
誰かが宣言したら、砂時計をひっくり返します。
すべてのプレイヤーは、砂時計が落ちきるまでにより短い手数を思いついたら宣言することができます。
頭の中でロボットを動かして考えてください。
砂時計が落ちきったら、考えるのをやめます。
もっとも短い手数を宣言したプレイヤーが、実際にロボットを動かして証明します。
証明できれば、そのプレイヤーは今回のチップを受け取ります。
証明ができなかった場合は、次に短い手数を宣言したプレイヤーが証明します。
ゲーム終了
ある一人のプレイヤーが特定のチップ数を獲得したら終了となります。
もっとも多くのチップを獲得していたプレイヤーから順位がつけられていきます。
ハイパーロボット。やっと遊べた。
そして永遠にできるわ、これ。
頭の使い方はペンシルパズルやってる時と同じ。違うのは対人だと焦る所と、いちいち消しゴム使わないでいい所かな?
愚直なルートしか思い付かなかったので、華麗な解答を出したいなぁ。 pic.twitter.com/frZdDrXHgh— かも (@kamo_nanokamo) August 22, 2019
ハイパーロボットの感想
◎おもしろすぎる
脳みそ茹で上がりよ。
抜群におもしろいね。
私は将棋が好きなのだけど、将棋で手を読んでいるときに近い感覚がある。
「あれを動かしたらあそこを動かして、次はこうでこうで、あー、ここに壁ないと無理か、じゃあこっちからこうして…」
みたいに頭の中で考えてる。
「静かな盛り上がり」って言葉が似あうよ。
私が好きなゲームってだいたいこれで例えてるんだけどね。笑
◎誰かが宣言しても終わらない!
「誰か一人が道を見つけたら終わり」じゃないのがいいね。
ここで終わっちゃうと、「今まで考えてたのに…」ってなるけど、その先があるから「うおおおおお!!!」ってなる。
一瞬でゲームが終わるわけではなく、時間の制限の中でゲームが終わるから、終わった後も「はあ…」じゃなくて「まあ仕方ねえな!」って感じになるよ。
この感じは考えてみると、ゲームの複雑さにもよるのかなと思った。
似たゲームで「クヴィーク!」っていうゲームがあるけれど、クヴィーク!の場合は、道筋を発見したらそこで終了。
でも、ハイパーロボットと比べるとそれほど複雑ではないからなのか、この潔さみたいのが逆にいいなと感じる。
ハイパーロボットくらい複雑だと、「もうちょっと考えさせて!」って思う。
不思議なものだな。
◎砂時計をひっくり返してからが熱い!
砂時計をひっくり返す前は脳を100%使って考えてるんだけど、ひっくり返した後は120%使って考えてる。
ドラゴンボールなら、全員がスーパーサイヤ人化してる。
◎人数によってプレイ感が変わらない
2人だろうが5人だろうが10人だろうが、やることはまったく変わらない。
個人競技みたいなものなので、人数の多さでおもしろさが変わることはない。
この辺はナインタイルやナインタイルパニックもそうなんだけど、ハイパーロボットの場合は、使うアイテムが全員共通のものなので、本当に人数に縛りがない。
何人でもいけるのに、このおもしろさ。
脱帽ですね。
〇かなり好みが分かれる
道筋が思いつかない人は、つまらなく感じてしまうんじゃないかな。
ハイパーロボットが好きな人ならまだしも、「まあ、そこそこ」くらいの人だと、かなり強く感じると思う。
プレイするなら、全員が
〇ハイパーロボット好き
〇あまりレベルが変わらない
のどちらかを満たしているべき。
そうじゃないと参加している気になれず、どうしても飽きてしまう人が出てくると思う。
知ったかぶりの評価
最高に楽しいね。
思いついたときは嬉しいし、さらに短い手数を宣言されたときは、悔しいけど「どこから行くんだろう」というワクワクも強い。
1回1回が新鮮な勝負なので、永遠にプレイできる。
この感じは、ウボンゴ3Dに近いかな。
こんな人に勧めたい
・パズル的な考え方が好きな人
・どんな人数にも対応できるゲームを探している人
・頭を沸騰させたい人