今回はボードゲーム「ハントダウン」のレビューを書きました。
みんなで協力して獲物を倒すのですが、裏切りもあるゲームです。
ハントダウンってどんなボードゲーム?
- ゲーム説明:獲物を狩りながら仲間を欺け!
- プレイ時間:15~20分
- プレイ人数:3~5人
- 対象年齢 :8歳~
ハントダウン
3-5人用/プレイ時間:20分
個人的 隠れた名作(迷作?)
獲物に応じた数の武器(槍、斧、松明)で狩りを成功させよう!
武器が足りれば戦果に応じて山分け!
狩りに失敗したら隠し持った棍棒で血みどろの殴り合い!!
空前絶後の協力型ブラフゲーム🪓#ボードゲーム #ハントダウン pic.twitter.com/lNvpGbgbSn— ともさん@ボードゲーム (@TOMOYAMA_COFFEE) March 21, 2020
ハントダウンのルールをざっくり箇条書き
コンポーネント
・武器カード:46枚
動物を倒すために使うカードです。
斧、たいまつ、槍、こん棒の4つがあります。
こん棒だけは、裏切りのときに使う武器になります。
・動物カード:12枚
6種類の動物(シカ・サイ・サーベルタイガー・ウシ・クマ・マンモス)が2枚ずつあります。
動物によって、倒すために必要な武器ともらえる報酬が異なります。
・チップ:92枚
4色のあり、それぞれ以下の意味があります。
赤:肉
白:人間の頭蓋骨
黄:牙・角
グレー:毛皮
ゲームの目的
時には協力して獲物を倒し、時には仲間を欺き、もっとも多くのポイントを獲得する
ハントダウン!!!
5人戦 pic.twitter.com/Cmr00dI2wg— 最終年度イガヤン &ead (@igayaaan) February 20, 2017
ゲームの準備
・動物カードを裏向きにしてシャッフルし、山札として置いておきます。
・武器カードをシャッフルし、全員に5枚ずつ配ります。
残りは山札として置いておきます。
アクション
このゲームは、協力ブラフゲームです。
ゲームは以下の順で進んでいきます。
- 動物カードをめくる
- 武器カードを選ぶ
- オープンして勝敗の判定をする
- 報酬を受け取る
①動物カードをめくる
山札から動物カードを1枚めくります。
動物カードには、左側に倒すために必要な武器の数、右側に倒したらもらえる報酬の数が書かれています。
②武器カードを選ぶ
全員で相談しながらそれぞれが武器カードを選び、裏向きにして出します。
このとき、武器カードは複数枚出すこともできます。
また、嘘をついてもOKです。
要するに、何を出してもいいってことですね。
③オープンして勝敗の判定をする
全員が武器を選び終わったら、いっせいにオープンします。
勝敗の判定は以下の3つ。
- 武器が足りている→勝利!
- 武器が足りていない→敗北…
- 武器が足りているけど、こん棒のほうが多い→敗北…
④報酬を受け取る
勝敗に応じて報酬が与えられます。
〇勝利した時
最も多くの武器を出したプレイヤーから順に、報酬チップがなくなるまで1枚ずつ獲得していきます。
尚、最も多くの武器を出したプレイヤーは、最初だけ2枚もらうことができます。
〇敗北した時
最も多くのこん棒を出したプレイヤーが、以下のチップを受け取ります。
・白チップ1枚
・ある一人からチップ1枚
この「ある一人」とは、こん棒を出した数が最も少ないプレイヤーのことです。
つまり、こん棒を誰かが出した状態で敗北すると、必ずこのような強奪が起こるということです。
尚、こん棒を出しているプレイヤーが一人もおらずに敗北した場合は、報酬チップは流れます。
得点チップの処理を行ったら、次の動物カードをオープンします。
ゲーム終了
全12ラウンド行ったら、ゲーム終了です。
得点はどのチップも1枚1点で計算します。
また、次の要素を満たしていれば、追加で3点ゲットできます。
- ある色のチップの獲得枚数が最も多い
- 4色のチップをすべて持っている
点数を集計し、最も多くの点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
最近遊んだ「ハントダウン」が面白くてお手軽で良かったんじゃけど、あれ?これ某談合するダンジョンカードゲームに少し似てる。
けど、ハントダウンのオリジナル版が出たのは10年前。
談合の作者はシステムパクるような人じゃないのでおそらく偶然の一致かな。
どっちも面白くてどっちも良い。 pic.twitter.com/H4dn46saU3— ファミーリエ (@familie_kaiduka) May 23, 2017
ハントダウンの感想
◎なかなかにおもしろい!
協力&ブラフゲームってのが珍しい。
時には手を組んで、時には裏切ってという、なかなか感じたことのないプレイ感。
アクション自体はいたってシンプルなんだけど、ゲームの仕組み自体がとてもおもしろいので、すごく新鮮な感じがしたね。
友人と初めてプレイした時におもしろかったのはこんなやり取り。
初プレイにもかかわらず、初めにこん棒を出す私。
「もう何も信じない」という友人。
「次からは頑張る!」と言い、懸命に獲物の討伐を狙う私。
その間、友人の裏切りにも「そんなこともあるよね」と菩薩の心を繰り出す私。
「改心したか」と友人。
「おう」と私。
ありったけのこん棒を出す私。
「クソがああああ!」と泣き叫ぶ友人。
初プレイなので少し大胆に動いてみたけど、おもしろかったな。笑
◎動物を倒せるかの判断をしっかりと
プレイした感じだと、「勝てるときにしっかり勝って、負けそうなときは少ないカードでしっかり負ける」が大事な感じがしたね。
やはりこん棒の存在が大きいので、敗北しそうなときは、しっかりこん棒を出して自分への強奪を阻止したいところ。
〇後半になるにつれて、勝敗が明確になっていく
カードの枚数は限られているので、終盤になっていくほど、勝敗を想像しやすくなるんじゃないかな。
使ったカードをすべて覚える必要はないにせよ、どのカードがどのくらいの割合で使われていたかは、ある程度意識しておくといいかもしれない。
〇運要素は気にならない程度
基本的に手札の強さと戦略で勝敗が決まるため、手札運は気になってしまうところ。
ただ、このゲームの場合は、敗北したとしても大差がつくわけではない。
奪えるチップ数は決まってるからね。
また、1回1回の勝負がリセットして行われるため、後を引かない。
この辺を考慮すると、それほど手札運が気になるゲームでもなかったかな。
知ったかぶりの評価
なかなかにおもしろい。
ただ、個人的には、「裏切る」という行為がより大きなものだったほうが、気持ちの振れ幅も大きくなって良かったのかなとも思った。
まあでも12ラウンドってことを考えたらこのくらいがいいのかな。
こんな人に勧めたい
- 協力&ブラフ系のゲームをやりたい人
- 裏切りの要素が好きな人
- こん棒が大好きな人
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