今回はボードゲーム「チャオチャオ」のレビューを書きました。
サイコロの出目をうまくごまかして橋を渡り切るゲームです。
チャオチャオってどんなボードゲーム?
- ゲーム内容:嘘を混ぜながら橋を渡り切れ!
- プレイ時間:20~25分
- プレイ人数:2~4人
- 対象年齢 :8歳~
引用:メビウスゲームズ
チャオチャオのルールをざっくり箇条書き
コンポーネント
・箱:1個
外箱の蓋を開けると、それがそのままボードになっています。
中央に穴が開いており、また、外面には1~8までのゴール地点があります。
・橋:1個
箱の穴をまたぐように架ける橋です。
ここを渡り切ることを目的とします。
・冒険者コマ:28個(4×7個)
4色の冒険者コマが7個ずつあります。
・サイコロ:1個
1~4の数字と2つの×が書かれている特殊なサイコロです。
・カップ:1個
サイコロの出目が他のプレイヤーに見えないようにするためのカップです。
ゲームの目的
3つの冒険者コマに橋を渡り切らせる
引用:メビウスゲームズ
ゲームの準備
・ボードの箱に橋を架けます。
・各プレイヤーは自分の色の冒険者コマを受け取り、そのうちの1つをスタート地点に置きます。
・適当な方法で初めのプレイヤーを決めます。
アクション
手番のプレイヤーは、他の人に見えないようにカップの中でサイコロを振ります。
振ったら、サイコロの出目を宣言します。
この時、嘘をついてもかまいません。
確率的に1/3なので、けっこう出ますよ。
他のプレイヤーからの指摘がなかった場合は、宣言した数だけ自分のコマを進め、手番を渡します。
他のプレイヤーから「ブラフだ!」と指摘があった場合、以下の2パターンで判断します。
- ブラフが見破られた
- ブラフではなかった
①ブラフが見破られた
自分の嘘が見破られてしまった場合、自分のコマは橋から落ちてしまいます。
また、嘘を見破ったプレイヤーは、嘘をついていたプレイヤーが初めに宣言していた数だけ、自分のコマを進めることができます。
②ブラフではなかった
嘘をついていなかった場合、「ブラフだ!」と指摘した相手のコマが橋から落ちてしまいます。
また、嘘をついていなかったプレイヤーは、初めに宣言した数だけ自分のコマを進めることができます。
コマを進めていきゴールしたら、ボード上の1~8が書かれたマスのうち、最も数字が小さいマスに置きます。
そしたら、新たな冒険者コマをスタート地点に配置します。
ゲーム終了
先に3つの冒険者コマをゴールにたどり着かせたプレイヤーが、勝者となります。
上の条件に該当するプレイヤーがいなかった場合は、ゴールしたコマの下に書かれている数字の合計で競います。
ボドゲ、何が一番楽しかった?って話してて「うーん、カタンか動物タワーバトルかなあ(※動物タワーバトルではない)」とか話してたけど、よくよく思い出したらチャオチャオだわ、なぜなら頭脳派の氷川日菜に勝負を仕掛けて見事騙されてしまい心中してしまったあやちさが見れたから……(なんのゲーム?) pic.twitter.com/9U3Ra0uW2i
— あんてん (@BPRD_08) January 13, 2020
チャオチャオの感想
◎必ず嘘をつかなきゃいけないドキドキ感がいい
たとえば、ごきぶりポーカーとかって必ずしも嘘をつく必要がないんだよね。
事前に嘘をつくかどうかの選択をできるため、ある意味気持ちを整えやすい。
対してチャオチャオの場合は、×が出たら強制的に嘘をつかなきゃいけない。
なので、直前まで自分さえもどうなるかわからないんだよね。
こういう「咄嗟の嘘」をつくときは、気持ちがの整理ができないから、本当にドキドキする。
このしどろもどろな感じが味わえるゲームは、あんまりないんじゃないかな。
◎攻撃的な嘘じゃないからプレイしやすい
嘘が題材のゲームって、けっこう「嘘をつくこと」自体が攻撃的なアクションになりやすいんだよね。
対してチャオチャオの場合は、どちらかと言えば自分を守るための嘘。
トランプゲームのダウトなんかもそうだけど、このタイプの嘘だとあんまりギスギスしないから、遊びやすさがある。
もちろん、相手を攻撃するような嘘が魅力のゲームもあるし、私もそういうゲームは好きだけどね。
〇けっこうゴールできない
ゴールまでが9マス。
サイコロの出目を考えると3~5回くらいは振らなきゃいけない。
単純な計算なら1~2回の×が出ることになる。
つまり、けっこう嘘をつかなきゃいけないんだよね。
なので、ブラフの指摘も必然的に多めになる。
結果、なかなかゴールできない笑。
ブラフの指摘を外した側のコマが、「〇マス戻る」とかじゃなくて「落ちる」だから厳しいね。
相手が宣言した数だけ戻るとかなら、良い感じになるんじゃないかな。
キツネレモンの評価
すごく遊びやすいブラフ系ゲームだね。
ちなみに、「チャオチャオ」はイタリア語で「さようなら」を意味するらしい。
また、作者のアレックス・ランドルフさんは、アメリカ出身。
つまり私は、アメリカの作者さんが作ったイタリア語で「さようなら」を意味するゲームを日本語版でプレイしていたということ…。
なんとも多国籍。
こんな人に勧めたい
- ブラフ系のゲームがやりたい人
- 手軽に遊べるゲームが欲しい人
- 2~4人で遊べるゲームがやりたい人
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