今回はボードゲーム「カタン」のレビューを書きました。
※感想が多いので、細かいルール説明はありません!
ツイッターの画像と大まかな説明でご勘弁を!
カタンってどんなボードゲーム?
・ゲーム説明:誰よりも早く土地を開拓しろ!
・プレイ時間:60~90分
・プレイ人数:3~4人(拡張版を使えば6人まで)
・対象年齢 :8歳~
引用:メビウスゲームズ
カタンのルールをざっくり箇条書き!
コンポーネント
・枠:6個
この枠を組み立て、その中に土地タイルを配置していきます。
・土地タイル:18枚
木、稲のタイルが4枚ずつ(4×2=8枚)、レンガ、鉱石、羊のタイルが3枚ずつ(3×3=9枚)、砂漠のタイルが1枚あります。
このタイルの上に開拓地や都市を立てたプレイヤーは、タイルに描かれた資源を得ることができます。
・枠:6個
この枠を組み立て、その中に土地タイルを配置していきます。
・数字チップ:18枚
7を除いた3~11までの数字が2枚ずつ(8×2=16枚)、2と12が1枚ずつあります。
これらの数字は、二つのサイコロを投げて足した数の一覧です。
7だけは特殊効果があります。
・サイコロ:2個
手番の初めに、二つのサイコロを投げます。
この出目によって、受け取れる資源が決まります。
・コマ:96個(4色×24個)
赤、青、黄、白のコマが、それぞれ24個ずつあります。
24個のコマの内訳は、街道、開拓地、都市の3つです。
それぞれ、下のような効果があります。
開拓地:1点、街道の先に作ることができる。また、サイコロの出目によっては、接している土地タイル数×1枚の資源カードを得られる。
都市 :2点、開拓地をグレードアップさせた建物。また、サイコロの出目によっては、接している土地タイル数×2枚の資源カードを得られる。
・資源カード:96枚
木、稲、レンガ、鉱石、羊が19枚ずつ(19×5=95枚)と砂漠が1枚。
街道や開拓地などを建設するために必要な資源。
サイコロ次第で手に入れられることもあるし、誰かと交渉して得ることもできる。
・発展カード:25枚
自分の手番で使える5種類のお助けカード。
指定の資源カードと交換することで、ランダムに得られる。
・建築コスト表:4枚
街道、開拓地、都市、発展カードを作るために必要な資源の種類と数が書いてある。
常に手元に置いておける。
・ボーナスカード:2枚
一定の条件を満たすと、得ることができる。
それぞれ2点分の価値がある。
ただ、条件が更新されれば、ほかのプレイヤーに移動することもある。
・盗賊コマ:1個
このコマを置かれた土地タイルからは、資源を得ることができません。
引用:メビウスゲームズ
ゲームの目的
開拓地や都市を建て、誰よりも先に10点を取る。
ゲームの準備
・枠を組み立て、その中に土地タイルをすべて並べる。
・各土地タイルの上に数字コマを置く。
・各プレイヤーは、自分の色の建築物コマと建築コスト表を受け取る。
・適当な方法でプレイする順番を決める。
・すべてのプレイヤーは、開拓地2つと街道2本を好きな場所に置く。
今日は13時から通常営業!
カタンが始まりました!19時からは常連さんのジンくん主催の「ギャングスターパラダイス会」をやります。一緒に闇のゲームやりたい方は是非!#ボドゲENISHI pic.twitter.com/7rOadWw0jp
— ボドゲENISHI@山梨 (@enishiboardgame) June 28, 2020
アクション
今回は説明すると長いので、大雑把に書きます(基本、感想がメインなので)。
ルールをある程度理解している人が、ほかの人に説明するときに使えるくらいです。
基本的な行動の流れは、
- 資源を集める
- 資源で開拓地や都市をつくる
- 発展カードをうまく使うことで、ゲームを有利に進められることも
- ある条件を満たせば、ボーナスカード(2点)をゲットできる
これを繰り返し、誰よりも先に10点を獲得したプレイヤーが勝利となります。
簡単に説明していきます。
〇資源を集める
何を作るにも資源が必要です。
資源は、4つの方法で手に入れることができます。
② ほかのプレイヤーor銀行と交渉する
③ 盗賊コマを置き、対象のプレイヤーから奪う
④ 発展カードを使う
基本的には①と②がメインですが、③や④なども用いて、自分が欲しい資源を手に入れましょう。
①の例
〇資源を使って開拓地や都市をつくる
開拓地(1点)や都市(2点)を建てて、点数を獲得していきます。
開拓地を建てるためには街道が必要、都市を建てるためには開拓地が必要という関係なので、戦略をうまく立てて建築していきましょう。
それぞれ建てるために必要な資源が異なるため、資源をまんべんなく集めるのも大事です。
また、開拓地や都市は、ただ点数になるだけではなく、「資源を集める」の①に大きく関わってきます。
建てれば建てるほど、資源を多くゲットできるようになるわけです。
なので、ガンガン建ててジャンジャン資源を得ることが重要です。
〇発展カードをうまく使うことで、ゲームを有利に進められるかも
発展カードの中には、全員が持っている資源カード1種類を奪えるものや、資源カードを使わずに街道を2本建てられるカードなどがあります。
うまく使えば、有利に働くでしょう。
ただ、発展カードを得るためには特定の資源カードが必要なうえに、得られる発展カードはランダムで選ばれます。
なので、必ずしも自分が欲しいカードをゲットできるわけではないのです。
それでも発展カードを得るか、建築のために資源カードを残しておくか、非常に悩ましいです。
〇ある条件を満たせば、ボーナスカード(2点)をゲットできる
ボーナスカードは2種類あり、それぞれ別の条件を達成することで、獲得することができます。
しかし、この条件は更新されていくので、場合によっては人の手をポンポン移動することもあります。
ゲーム内では特別な存在なので、気にせず建築物を建てるか、それとも条件を気にしながら進むか、立ち回りが非常に重要になってきます。
おおむねこんな感じでゲームが進みます。
誰よりも先に10点を獲得したプレイヤーが、勝者となります。
カタンっいうボードゲームを教えてもらいがらやったのだけど、すごーく楽しかった!頭使うし運ゲーに任せられないし需要と供給も考えなきゃいけないし、場のその先を見据えていかないといけない。とても頭を使う…脳みそ足りない😇 pic.twitter.com/OjcujdWof6
— ぬ ん🦩浮上してます! (@nunn77111) June 28, 2020
カタンの感想!
◎いろんな要素がつまったゲーム
カタンの良いところは、運、交渉、開拓といったいろいろな要素を、一つのゲームの中で体感できるところだと思う。
これは軽いタイプの(30分くらいで終わるような)ゲームでは、なかなか味わえないんじゃないかな。
◎勝つための選択肢がいろいろある!
こういったいろいろな要素が入ったゲームでは、勝つための選択肢が多いことがよくある。
カタンも同じ。
点数で勝敗が決まる部分は変わらないけど、その点数の取り方には3種類の方法がある。
正攻法で堅実に建物を建てていくのか、ボーナスカードを求めて条件を達成しにいくのか、はたまた、発展カードをガンガン作って使うのか。
いろんな勝ち方があるから、いろんな戦略がある。
人によって目指すところが違ったりするので、こういった工夫性があるゲームはやっぱりおもしろいね。
〇人数は最低でも3人必要
多くのゲームは2人~というのが多いけど、カタンは最低でも3人いないとできない。
まあ、「2人からできる!」って書いてあるゲームって、結局2人だとそんなに盛り上がらない場合がまあまああるから、この部分が致命的だとはまったく思わないけどね。
私自身、「2人~」っていうゲームでも最低3人は集めてやるし。
〇爆発的に盛り上がるようなことはない
全体的におもしろいけど、すごく盛り上がるような部分はないと思った。
結果発表も最後にバンっ!ってやるわけじゃなくて、誰かが10点に到達したら終了というルールだからね。
言葉にするなら、「うわー!負けたー!」っていう感じじゃなくて、「いやー、負けたね」って感じ。
まあ、この辺は人によるか笑。
△運要素がかなり大きい
先に言わせてもらうと、私個人は運要素が大きいゲーム、特に、サイコロで大きな決定が下されてしまうようなゲームをあまり好まない。
その私の視点で言うと、カタンはまさに当てはまる。
このゲームは、資源がないと何もできない。
しかし、資源をゲットできるかできないかは、多くの場合サイコロの結果に委ねられる。
つまり、ゲームを動かすためには、運に頼らざるを得ないっていうことになる。
ゲームの核となる要素は別のもので、エッセンスとして運要素が入っているくらいならいいんだけど、そうじゃないからね。
そういう部分から考慮すると、私の好みから少し外れるかな。
知ったかぶりの評価
初心者がボードゲームを深く知るための1歩目にちょうどいいゲーム。
ただ、多少ルールが複雑なので、誰か一人は説明書をしっかりと読みこんでおくべき。
そうしないと、たぶんグダグダになる。
こんな人に勧めたい
・ボードゲームに興味がある人
・運や交渉、建築といった様々な要素があるゲームをやりたい人
・2~4人で遊べるゲームを探している人