今回はボードゲーム「ブムントゥ」のレビューを書きました。
動物たちの効果をうまく使いながらコマを動かし、点をゲットしていくゲームです。
ブムントゥってどんなボードゲーム?
- ゲーム内容:族長コマを動かして動物タイルをゲットしろ!
- プレイ時間:30分
- プレイ人数:2~5人
- 対象年齢 :10歳~
ブムントゥのルールをざっくり箇条書き
コンポーネント
・ゲームボード:1枚
8×8マスのボードです。
・動物タイル:80枚(10種類×8枚)
キリン・サイ・シマウマ・ゾウ・タランチュラ・チンパンジー・ブラックマンバ・フラミンゴ・ライオン・ワニの10種類の動物がいます。
ゲームで使うのはこの中の8種類、つまり64枚のタイルになります。
また、各タイルには、動物のマークのほかにアイコンが描かれています。
・族長コマ:5枚
動物タイルの上を動かすコマです。
・プレイヤーディスク:5枚
得点表に置きます。
・動物勢力表:1枚
動物の勢力表のとなりに得点表も描かれています。
勢力表では、各動物たちがどんな点数に変わるのかが描かれています。
・勢力マーカー:10枚
動物勢力表に置いて、どの動物がどんな点数に変わるのかを示します。
・食料トークン:32個
手番でもっと移動したいときに使います。
・ついたて:5枚
ゲットした動物タイルをここに隠します。
裏面には動物タイルごとのアクションや流れが書かれています。
ゲームの目的
得点の高い動物タイルを集め、誰よりも多くの点数を獲得する。
【週末ふたりボードゲーム会】
「ブンムトゥ」で開幕!
動物パワーを借りてジャングルの王者にとなれ!ボドゲ版ターちゃん!
運要素がなく、コマの動きでゲームを制するアブストラクトゲームです!#ボードゲーム #ブムントゥ pic.twitter.com/Eek3UYrjMD— dany_the_dandy(ダニー) (@dany_the_dandy2) March 14, 2020
ゲームの準備
・10種類の動物タイルから8種類を選び、裏向きにしてシャッフルし、ボード上に並べます。並べ終わったら、オープンします。
・勢力マーカーを裏向きにしてシャッフルし、動物勢力表に配置します。
配置し終わったら、オープンします。
・適当な方法で初めのプレイヤーを決めます。
・初めのプレイヤーから順に、外周の動物タイルの好きなところに族長コマを置きます。
アクション
基本的なアクションは「族長コマを移動させる」こと。
移動の仕方には2種類あります。
- 周囲の1マスに移動する
- 動物タイルの能力を使って移動する
〇周囲の1マスに移動する
族長コマをたて・よこ・ななめに1マス動かすことができます。
移動した先に動物タイルがなくてもOKです。
〇動物タイルの能力を使って移動する
動物たちには様々な能力があり、移動のときに使うことができます。
また、動物タイルの能力を使って移動した場合は、移動元の動物タイルを獲得できます。
こちらも、移動した先に動物タイルがなくてもOKです。
動物たちの能力は以下の通りです。
- キリン
好きな方向に1~3マスで移動したい分だけ移動する - サイ
方向を決めたら、壁にぶつかるまで一直線に進む。
進路上にほかの族長コマがあったら、一緒に壁まで移動させる。
(ゾウのタイルがあったら、手前で止まる) - シマウマ
たて・よこの1方向に何マスでも移動できる。 - ゾウ・・・1方向にちょうど2マス進める。
ゾウタイルの上にいる族長コマは、ほかのプレイヤーの手番で動かされることはない。 - タランチュラ・・・好きな方向に1~2マスで移動したい分だけ移動する。
移動後、族長コマの乗っていないタイルを一つ選び、空いている場所へ移動させる。 - チンパンジー・・・ななめの1方向に何マスでも移動できる。
- ブラックマンバ・・・好きな方向に1~2マスで移動したい分だけ移動する。
移動後、隣接する族長コマがあれば、離れるように1マス移動させる。 - フラミンゴ・・・ほかの族長コマのいないフラミンゴマスに移動し、そのあと1マス移動する。
- ライオン・・・1方向にちょうど3マス進める。
移動した後、任意で1つの族長コマを選び、同じ方向へ1マス移動させる。 - ワニ・・・好きな方向に1~2マスで移動したい分だけ移動する。
ほかの族長コマがいるタイルにも移動でき、移動した場合は、その族長コマを1マス移動させる(ゾウは効かない)。
また、各タイルには、動物マークとともに4つのアイコンが描かれています。
アイコンにも効果があり、動物タイルを獲得することでその効果を発揮します。
- 食料アイコン・・・食料トークンを1つ獲得します。
- 動物勢力アイコン・・・獲得した動物タイルと同じ動物の勢力マーカーを、上の動物か下の動物と入れ替えることができます。
- ニキーシアイコン・・・ゲーム終了時、たくさん持っているほどボーナスポイントがもらえます。
- ヨワアイコン・・・ゲーム終了時、一番多く持っていたプレイヤーに6ポイント、二番目に多く持っていたプレイヤーに3ポイントが与えられます。
移動させたら手番を交代します。
ゲーム終了
動物勢力アイコンを持つ動物タイルがなくなった時点でゲーム終了です。
動物勢力表をもとに得点計算をします。
もっとも多くの点数を獲得したプレイヤーが勝利となります。
#ブムントゥ
気になってた動物のゲーム。中身は硬派なタイル獲得ゲームだった!難しいけど、わかると面白い。展開が毎回変わるのも良いね‼️😊#ボードゲーム pic.twitter.com/90AqWIWp6J
— 🔰ボードゲームフェスタまいたーん!企画班🔰@8/16&22は笠原でマダミス! (@MyTurn_JPN) July 12, 2020
ブムントゥの感想
◎かなりおもしろい
1つの動物を集めようとすると、その動物でしか得点が取れなくなる。
かといっていろんな動物を集めようとしすぎると、今度は得点にならなくなる。
このバランスが絶妙。
加えて、勢力表の変化というのが常に頭を悩ませる。
目まぐるしく状況が変化するゲームなので、その時その時でいかに良い判断をできるかが求められる。
私が好きなラミーキューブやハイパーロボットとは違った頭の使い方を要求されるゲームだなと感じた。
ラミーキューブやハイパーロボットは、いうなれば「ある1点に集中して深堀りしていく」という感じ。
ブムントゥは「あらゆる要素を整理し、正しい状況判断を行い、最善の1手を探す」という感じ。
とにかく一度プレイすることをおすすめする。
◎コンポーネントのワクワク感がエグイ
初めて見たとき、めちゃくちゃワクワクしたよ。
いろんな動物たち、壁画チックなデザイン、ボードの背景に書かれたジャングル、動物勢力表のちょっと薄暗い感じ、族長という設定。
一目見ただけで「これ絶対おもしろいだろ」って思った。
完全に個人的な感想だけど、コンポーネントだけで見たら、好きなボードゲームランキングTOP5に確実に入る。
それくらい出来がいい。
〇同じ動物タイルは全部で8枚
動物勢力表を見ると、多くの場合で「その動物タイルを多く持っている1位と2位に得点が与えられるという仕組みになっている。
ここで考えたいのは、そもそもの動物タイルの数。
動物タイルは1種類で8枚しかないので、4枚もしくは3枚集めれば、独占率1位になれることが多い。
ここをしっかり理解しているといないとで、かなり行動に差が出るかな。
〇プレイするなら絶対に3人以上
「動物タイルを多く持っている1位と2位が得点をもらえる」という仕組みなので、2人プレイだとあんまりバチバチ感がない。
また、動物タイルも好きなように取れてしまうので、面白味もあまり感じられないかな。
やるなら絶対に3人以上からがおすすめ。
人数が多いほうが、どの動物タイルを集めるかの戦略的な部分が増したり、思考要素が強くなったりするよ。
キツネレモンの評価
かなりおもしろいね。
プレイする前からこれだけワクワクしたゲームは久しぶり。
こんな人に勧めたい
- 2~5人で遊べるゲームを探している人
- いろんな要素が入り組んだゲームがやりたい人
- 動物が好きな人
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