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【脳みそ回せ】パズル系ボードゲーム8選
パズル系ゲームは私も大好きなジャンルです。
だからこそ、いろんなタイプのパズル系ボードゲームを皆さんに知ってほしいなと思います。
また、今回はどんなゲームなのかわかりやすく説明するために、さらに3つのタイプに分けました。
- 動かして完成・・・完成形がわかっている状態で、どれだけ早く作れるかを競うタイプです。
- 完成形がない・・・決まった形はなく、相手との兼ね合いの中で、最善のアクションを考えていくタイプです。
- 頭の中で ・・・実際に物を動かすのではなく、頭の中でタイルやコマを動かして考えるタイプです。
どのタイプもおもしろいゲームばかりですので、ぜひ見ていってください。
それでは、説明していきます。
パズル系ボードゲーム【動かして完成】
まずは、「動かして完成」からです。
一番ベーシックなタイプですね。
おそらく、多くの方が「パズルと言えばこのタイプ!」と思ったのではないでしょうか。
ナインタイル
引用:Oink Games
- プレイ人数:2~4人
- プレイ時間:15分
どんなゲーム?
3×3のタイルをお題の通りに並べ替えていくゲームです。
タイルは裏表にマークが描かれています。
各プレイヤーは、お題カードのパターンになるようにタイルを動かしていきます。
最も早く完成させたプレイヤーが勝者となり、お題カードを受け取ることができるのです。
プレイしてみると、「最後の1枚が揃わない!」なんてことがよく起こるため、かなりハラハラした勝負を楽しむことができますよ。
キツネレモンの評価
「誰が早く完成させられるか競う」というゲームの中では、すごくスピーディーな勝負が楽しめるタイプ。
自分が動かしている時も、周りから「カチャカチャカチャ」って音が聞こえてくるから、めちゃくちゃ焦るね。
けっこう僅差で負けるときもあるけど、そういう時はかなり悔しい。
とにかく、スピーディーなパズルを楽しみたいなら、まずはナインタイルから入るのがおすすめ。
今回はボードゲーム「ナインタイル」のレビューを書きました。 ※感想が多いので、細かいルール説明はありません!ツイッターの画像と大まかな説明でご勘弁を! ナインタイルってどんなボードゲーム?[…]
ウボンゴ3D
引用:メビウスゲームズ
- プレイ人数:2~4人
- プレイ時間:25分
どんなゲーム?
立体のピースを重ね合わせて、誰よりも早く完成形を目指すゲームです。
使用するピースは決まっており、それを使ってお題のマスの形になるように組み立てます。
マスの形は様々ですが、うまくピースを組み合わせることで、マスの形で高さ2段分に収まるようになっています。
難易度はかなり高く、思いもしないような向きでピースを使うこともしばしばあります。
頭の柔軟さが求められるゲームです。
キツネレモンの評価
この手のパズル系ボードゲームの中では、圧倒的に難しい。
お題は3つのピースを使うものと4つのピースを使うものがあるんだけど、特に4つのピースを使う問題は、下手したら5分かかってもできない場合がある。
ただ、解けたときの爽快感はエグイ。
知恵の輪を解いたときのような感覚だね。
おそらく、パズル系が苦手な方は、このゲームがぜんぜん楽しくないと思う笑。
なので、腕に覚えがある人にプレイしてほしいゲームかな。
ボードゲームの中では少し高めだけど、問題数もめちゃくちゃ豊富なことを考えると、このくらいなら妥当。
今回はボードゲーム「ウボンゴ3D」のレビューを書きました。 ※感想が多いので、細かいルール説明はありません!ツイッターの画像と大まかな説明でご勘弁を! ウボンゴ3Dってどんなゲーム?&[…]
パズル系ボードゲーム【完成形がない】
次に「完成形がない」です。
主には、相手が出したタイルやピースによって、置き方を考えるタイプが多いです。
ただ今回は、個人プレイ的な面が強いけど、完成形がないタイプもご紹介していきます。
どちらも楽しいゲームですよ。
ブロックス
引用:MATTEL
- プレイ人数:2~4人
- プレイ時間:20~30分
どんなゲーム?
自分のピースをできるだけたくさん場に出していくゲームです。
このゲームは、手持ちのピースを出していき、最終的に手持ちの数を一番減らせたプレイヤーが勝者となるゲームです。
ピースを出すときのポイントは、角と角を接するように置かなければいけないところ。
いかに自分が生き残るか、相手を邪魔するかを考えながら、ピースを置けるかがカギとなります。
また、一見終わりに見える場面でも、そこから泥水をすするように這いつくばっていける場合もあり、とてもおもしろいですよ。
相手が置いたタイルをうまく利用し、すべて置ききれた時は快感です。
キツネレモンの評価
今回紹介するパズル系の中では、唯一相手を邪魔するという行為が含まれるゲームかな。
限られたマスの中で陣取りを行うため、どうしても相手とのせめぎ合いが起きる。
なので、そういうのがあまり好きじゃない人は、別のパズル系がいいかも。
逆にバチバチのやり合いが好きな人は、ぜひプレイしてほしいボードゲーム。
パズルにこれだけ対戦要素があるゲームもなかなかないので、すごく貴重だよ。
今回はボードゲーム「ブロックス」のレビューを書きました。 ※感想が多いので、細かいルール説明はありません!ツイッターの画像と大まかな説明でご勘弁を! ブロックスってどんなゲーム?&nb[…]
ラミーキューブ
引用:増田屋コーポレーション
- プレイ人数:2~4人
- プレイ時間:30分
どんなゲーム?
場のタイルもうまく駆使して、手持ちのタイルをなくすゲームです。
タイルの出しかたは「ラン」と「グループ」の2パターンあり、どちらかが揃えば場に置くことができます。
ラン・・・同じ色で連続した数字のタイル3枚以上
グループ・・・違う色で同じ数字のタイル3枚以上
また、このゲーム最大の特徴は、すでに場に出されたランやグループを使っても良いところ。
きちんと3枚以上の組み合わせに直せるのであれば、完成されたランやグループをいくら解体してもいいのです。
この特徴をうまく使えるかどうかで、早く出し切れるかが決まります。
脳みそフル回転のゲームです。
キツネレモンの評価
パズル系ボードゲームの中では、一番好きなゲーム。
「あれがこうなって、こうで、こっち動かして…」みたいに考えるのが、楽しすぎてエグイ。
手番では制限時間が設けられているため、自分の番が来る前にある程度考えておかないといけない。
そのため、ゲーム中は比較的静かなことが多いんだけど、本人たちの頭の中はスーパーコンピュータの富岳並みに動いてるよ。
やったらわかるこのおもしろさ。
ぜひ一度プレイしてみてほしい。
今回はボードゲーム「ラミーキューブ」のレビューを書きました。 ※感想が多いので、細かいルール説明はありません!ツイッターの画像と大まかな説明でご勘弁を! ラミーキューブってどんなゲーム?[…]
ナンバーナイン
引用:メビウスゲームズ
- プレイ人数:1~4人
- プレイ時間:20分
どんなゲーム?
数字タイルをできるだけ高く積み上げるゲームです。
このゲームは高い場所にあるタイルほど、点数が高くなります。
一番下のタイルは0点で、その上からタイルの数×1、×2、×3と上がっていきます。
そのため、どれだけ効率よく積めるかが重要です。
与えられるタイルも全員共通なので、運要素は一切なく、完全な実力勝負が楽しめます。
また、個人個人のプレイなのに競争形式じゃないところも不思議な感覚。
じっくり考えて組み立てるのが好きな人に向いているゲームです。
キツネレモンの評価
パズルに点数要素があるちょっと変わったゲームだけど、プレイしてみるとそう簡単に高く積み上げることはできないね。
数字タイルの形がめちゃくちゃトリッキーなので、うまく使いこなすのが難しい。
また、数字タイルの数が点数に直結するため、できるだけ大きい数字タイルを上の段に置きたいところ。
この辺も以外と考える要素がある。
パズル系なのに限界がないのはいいね。
今回はボードゲーム「ナンバーナイン」のレビューを書きました。 ※感想が多いので、細かいルール説明はありません!ツイッターの画像と大まかな説明でご勘弁を! ナンバーナインってどんなボードゲー[…]
ナインタイルパニック
引用:Oink Games
- プレイ人数:2~5人
- プレイ時間:20分
どんなゲーム?
お題を満たすように3×3のタイルを動かしていくゲームです。
このゲームは、先ほど紹介した「ナインタイル」の進化版のようなもの。
お題通りにタイルを動かすというアクションは同じです。
ただ、ナインタイルパニックの場合は、お題が3つ出ます。
完成後、各お題をどれだけ満たせていたかを競うため、どのお題に着目して作るかなどの要素も盛り込まれています。
一方でスピード要素も含まれるため、お題とスピードの2つを完璧に両立させるのはなかなかに難しいですよ。
ナインタイルよりもさらに脳みそが忙しくなったゲームです。
キツネレモンの評価
ナインタイルに比べて考えることが一気に多くなったので、頭がめちゃくちゃこんがらがるよ。
それでいてスピードまで求められるんだから、たまったもんじゃない笑。
ただ、その分おもしろさも増しているなという印象。
この辺は、ナインタイルよりもおもしろいとかそういう話ではないけどね。
例えるなら、ナインタイルが100m走でナインタイルパニックが障害物競争みたいな感じ。
どっちもおもしろいので、2つ持っていても問題なし。
今回はボードゲーム「ナインタイルパニック」のレビューを書きました。 ※感想が多いので、細かいルール説明はありません!ツイッターの画像と大まかな説明でご勘弁を! ナインタ[…]
パズル系ボードゲーム【頭の中で】
最後に「頭の中で」をご紹介します。
最初に書いた通り、実際にコマを動かすのではなく、頭の中で動かして最後に答え合わせをするといったタイプのゲームです。
どちらかというと、先を読むという意味では将棋や囲碁、オセロといったアブストラクト系のゲームに近いところもありますね。
クヴィーク!
引用:BREMEN Games
- プレイ人数:2人
- プレイ時間:15分
どんなゲーム?
ネズミをチーズまで導いていくゲームです。
8×8マスの中に置かれたネズミからチーズまでの道のりを、相手よりも先に探します。
ネズミは壁にぶつかるまで一直線で進むので、そこを考慮しなければなりません。
また、このゲームの特徴は、順番に壁タイルを置き合っていくところ。
最初の段階では、ネズミからチーズまでの道のりはないため、お互いに壁を設置しながら探していくということです。
壁タイルの置き方にもいろんな制限があるため、かなり思考力が問われます。
見事道のりを見つけられた時は、ものすごく嬉しいですよ。
キツネレモンの評価
頭の中であーだこうだと考えるこの感じは、パズル好きにはもってこいだね。
障害物となる壁を自らが置くため、それをうまく使われてチーズまでの道のりを先に見つけられた時は、かなり悔しいよ。
また、壁の置き方にもかなりクセがあるため、そこも考慮しなければいけない。
見た目のポップさからは想像できないくらい、脳みそを使うゲーム。
今回はボードゲーム「クヴィーク」のレビューを書きました。 ※感想が多いので、細かいルール説明はありません!ツイッターの画像と大まかな説明でご勘弁を! クヴィークってどん[…]
ハイパーロボット
最近遊んだシリーズ③
『ハイパーロボット』
壁にぶつかるまで直進しかできないロボット達を、指定の駒まで如何に少ない手数で導くかを早い者勝ちで考えるゲーム。終始頭がフル回転するので、終わりまでにごっそり持っていかれます…。
楽しいけど思考の方向性が超絶に苦手だw pic.twitter.com/mlTe2pxXWx— ノンコ (@ciaofisico) August 22, 2020
- プレイ人数:2~6人
- プレイ時間:20~30分
どんなゲーム?
ロボットから目的地までの最短手数を考えるゲームです。
道のりを考えるという意味では、上の「クヴィーク!」と同じです。
ただ、ハイパーロボットの場合は、先に思いついた人が勝ちではなく、最短手数を思いついた人が勝ちなのです。
道のりを見つけた人が宣言した後に1分の猶予期間があるため、その中でより短い道のりを見つけて証明できれば、逆転勝利となります。
1分がめちゃくちゃ短く感じるゲームです。
キツネレモンの評価
難易度で言うとハイパーロボット>クヴィーク!って感じかな。
そもそもハイパーロボットは、ロボットからゴールまでの道のりを思いつくのも大変。
普通に10~20数手かかる場合もあるからね。
なので、見つけられた時はものすごく気持ちいいね。
また、誰かが発見しても逆転の可能性があるのは、すごく競争心を煽られるよ。
ほんと、誰かが宣言してからの1分は、みんなボードに釘付け。
それだけのめり込まなきゃできないし、思わずのめり込んじゃうゲームだね。
ただ、数学的思考をかなり使うので、数学が大嫌いな人は多分つまらないと思う。
思いつかないことが多くなっちゃうから。
なので、そういう意味では、人を選ぶゲームかな。
今回はボードゲーム「ハイパーロボット」のレビューを書きました。 ※感想が多いので、細かいルール説明はありません!ツイッターの画像と大まかな説明でご勘弁を! ハイパーロボ[…]
いかがでしたでしょうか。
あなたが知らないパズル系ゲームがあったのなら、嬉しい限りです。
どのゲームもおもしろいので、ぜひ一度プレイしてみてください。
それでは、失礼します。