今回はボードゲーム「ビッグ・チーズ」のレビューを書きました。
何点取れるかの核の部分をサイコロで行うゲームです。
ビッグ・チーズってどんなボードゲーム?
- ゲーム内容:競り落とした仕事を終わらせて点を取れ!
- プレイ時間:20分
- プレイ人数:3~6人
- 対象年齢 :10歳~
ビッグ・チーズのルールをざっくり箇条書き
コンポーネント
・部下ネズミ:66個(6色×11個)
黒、茶色、オレンジなど、6色のネズミコマが11個ずつあります。
・サイコロ:6個
20面、12面、10面、8面、6面、4面のサイコロです。
・仕事カード:36枚
2,4,6,8,10,12,20,の数字カードが4枚ずつ。
特殊な仕事の「ビッグ・チーズ」カードと「却下」カードが4枚ずつあります。
・トラックカード:9枚
9枚をつなげることで、40マスの道を作ります。
これは現在獲得している点数を示すために使います。
ゲームの目的
仕事カードを競り落として完了し、誰よりも先に40点を取る
ゲームの準備
・トラックカード9枚をつなげておきます。
・各プレイヤーは自分の色の部下ネズミ11個を受け取り、そのうちの1つをトラックカードの0のところに置いておきます。
つまり、スタートの手持ちは10個ということです。
・すべての仕事カードを裏向きにしてシャッフルし、山札として置いておきます。
・適当な方法で親のプレイヤーを決めます。
アクション
アクションは以下の流れで行います。
- 山札からカードを1枚めくる
- 仕事カードを競る
- 「途中の仕事」から部下ネズミを1個取り除く
- 完了した仕事があれば、サイコロを振る
- トラック上の部下ネズミを動かす
①山札からカードを1枚めくる
親が山札からカードを1枚めくります。
このカードが、今回競りにかけられるカードです。
②仕事カードを競る
めくられた仕事カードを競っていきます。
親から時計回りに、出せる部下ネズミの数を宣言します。
誰か1人を除いて全員がパスをしたら、競りは終了です。
競り落としたプレイヤーは、仕事カードを手元に置き、その上に宣言した数だけ部下ネズミを置きます。
尚、仕事カード上にある部下ネズミは、競りで使うことができません。
(後に回収されます)
③「途中の仕事」から部下ネズミを1個取り除く
- 途中の仕事=部下ネズミが置かれている仕事のこと
②のアクションが終わり次第、すべてのプレイヤーは自分の手元を確認し、途中の仕事があれば、そこから部下ネズミを1つ回収します。
この回収した部下ネズミは、次の競りで使うことができます。
尚、そのラウンドで競りにかけられた仕事カードは、③のアクションの対象外なので、注意してください。
このアクションで誰かの仕事カード上の部下ネズミがすべてなくなったら④へ、そうでなければ、①へ戻ります。
④完了した仕事があれば、サイコロを振る
途中の仕事上にあったすべての部下ネズミを回収できた場合、仕事を完了したことになります。
仕事を完了させたプレイヤーは、そのカードに書かれた数字の面のサイコロを振ります。
(「12」なら12面のサイコロ、「20」なら20面のサイコロ)
サイコロを振って出た目が、受け取れる得点となるのです。
⑤トラック上の部下ネズミを動かす
サイコロを振ったプレイヤーは、出た目の数だけトラック上の部下ネズミを動かします。
ここまで終了したら、①へ戻ります。
前のラウンドでカードを競り落としたプレイヤーが、次の親となります。
特殊な仕事
仕事カードの中には、数字カードのほかに特殊な仕事が2つあります。
これらの仕事は、完了した後、あるタイミングで使うことができます。
〇却下
場に仕事カードが出たタイミングで使えます。
このカードの効果を使うことで、競りにかけられそうになっている場の仕事カードを捨て札にすることができます。
〇ビッグ・チーズ
自分の仕事が完了し、サイコロを振ったタイミングで使えます。
このカードの効果を使うことで、サイコロを1度だけ振りなおすことができます。
ただし、どんな結果になろうと、2回目に振ったサイコロの出目が点数になります。
ゲーム終了
最初に40点を獲得したプレイヤーが勝者となります。
家族でビッグチーズ。
簡単に競りができる、上の子お気に入りのゲーム。
どんなに上手いことやっても無慈悲なサイコロにやられるのが楽しい。
20面ダイスで他人が「1」出した時とかもう最高!
まあ子供がそうなると当然大荒れするんだけどね😅。#ボ育て pic.twitter.com/cxJMKkIIaR
— かも (@kamo_nanokamo) October 14, 2018
ビッグ・チーズの感想
◎最後の最後で運なのがおもしろい
このゲーム、仕事を完了するまでにそれなりに時間がかかるのに、最後に運で決めるのが笑える。
良い目が出れば報われた感じがするし、出なかったら出なかったで「今までの時間は何だったんだ感」が出ておもしろい笑。
競り要素もあるんだけど、こういう系のゲームで盛り上がるのって珍しいな。
真剣さと馬鹿らしさ両方を兼ね備えたゲームだね。
◎特殊カードの使い方
特殊カードはけっこう大事よ。
たとえば、ビッグ・チーズは、12面とか20面のサイコロを振りなおしたいときに使える。
この振り直しがめちゃくちゃでかいんだよね。
また、却下も意外と使える。
たとえば、取られたくないけど部下ネズミが少ない場合、却下をすることでそのカードをパスできる。
これをいいタイミングでやられると、けっこうへこむよ。
ただ、これらのカードも競り落とさないと使えないので、どのくらい部下ネズミを積むか悩むね。
〇人を選ぶかも
このゲームは、「積み上げてきたものが成就するか一瞬で砕け散るか」みたいなゲームであり、その最後の部分が運で決まるので、人によっては楽しくないかもしれない。
「何で俺だけサイコロの出目が悪いんだよ」みたいな感じで。
なので、こういうゲームだとわかってプレイできる人にはいいと思うけど、そうでない人は違うゲームをした方がいいかも。
△ひねった部分はあまりない
ゲームの進行に変化を加えるものが、特殊な仕事くらいしかないかな。
この辺がもうちょいボリュームあったら、もっと盛り上がれそうな気がする。
キツネレモンの評価
けっこうおもしろい。
この「上げてからの急落下」みたいな感じは、他のゲームではなかなか味わえないよ。
こんな人に勧めたい
- 競り要素のあるゲームを探している人
- チーズが好きな人
- 最後の強運を持ってる人
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