今回はボードゲーム「100%ビーフ・ショーダウン」のレビューを書きました。
牛肉の部位で戦うポーカーのようなゲームです。
100%ビーフ・ショーダウンってどんなボードゲーム?
- ゲーム内容:おいしい牛肉を仕入れろ!
- プレイ時間:30分
- プレイ人数:2~4人
- 対象年齢 :14歳~
100%ビーフ・ショーダウンのルールをざっくり箇条書き
コンポーネント
・ビーフカード:36枚
表面は牛の体と部位が、裏面は牛の頭が描かれています。
カードは以下のような構成です。
- サーロイン :10枚、勝利点2点
- フィレ :6枚、勝利点2点
- リブ :10枚、勝利点1点
- シャトーブリアン:3枚、勝利点4点
- 骨 :5枚、勝利点3点
- ラム :2枚、勝利点5点
ラムカードは拡張ルールで使います。
・メニューカード:4枚
表面には、どの部位を揃えると何点になるのかが書かれています。
ポーカーの役のような感じです。
裏面には、「役の組み合わせでこのくらいの点数ができるよ」という内容が書かれています。
・メニューカード:5枚
揃え方が描かれているカードです。
ゲームの目的
部位をうまくそろえて、良い役を作る
ゲームの準備(拡張なし・3人~)
・ラムカードを除く34枚を裏向きにしてシャッフルし、各プレイヤーに6枚ずつ配ります。
残りは山札とします。
・メニューカードを1枚ずつ持ちます。
アクション
ゲームは全部で3ラウンド。
以下の順でアクションを行います
- カードを選ぶ
- 役を揃える
- いっせいにオープン
- 点計算とカードストック
- プライムリブ・ボーナス
詳しく説明していきます。
①カードを選ぶ
このゲームでは、「ドラフト」という形式でカードを選んでいきます。
- ドラフト・・・手持のカードから1枚を選んだら、残りの手札を左隣の人に渡す。
右隣の人が同じように渡してくるので、再びその中から1枚を選んで渡すという形式。
この時、選んだ2~5枚目のカードに関しては、全員が選び終わった時点でいっせいにオープンします。
最初に選んだ1枚目のカードと最後に選んだ6枚目のカードは、裏向きのまま手に取ります。
手札がなくなったら②へ行きます。
②役を揃える
手持の6枚のカードから5枚を選び、役を揃えます。
役はメニューカードに描かれているので、それを参考にしてください。
また、残った1枚は裏向きにして頭として使います。
ただし、骨だけはそのラウンド内で複数の役に使うことができます。
③いっせいにオープン
全員が役を揃えたら、いっせいにオープン!
役ごとの点数を比べ、最も大きな点数をたたき出したプレイヤーが、そのラウンドの勝者となります。
④勝利点とカードストック
ラウンドの勝者は、裏向きにして使っていた1枚のカードを表向きにし、勝利点がみんなに見えるように置いておきます。
ここに書かれている勝利点が、獲得した点数です。
POINT
部位によって、勝利点が異なる
高得点の役を作るためのシャトーブリアンや、貴重な骨は勝利点が大きいです。
逆に、高い得点が狙えないサーロイン、フィレ、リブは勝利点が小さいです。
簡単に言えば、「勝利点が高いカードは頭として使いたいけど、ラウンドで勝つためには、役の中で使わざるを得ない」という感じです。
ラウンドごとにどの部位を勝利点として選ぶかも重要です。
ラウンドの敗者は、頭として使っていたカードをストックすることができます。
ストックしたカードは、次のラウンドに持ち越すことができます。
つまり、1ラウンド目で負けたプレイヤーは、2ラウンド目では、「配られたカード6枚」+「ストックした1枚」の合計7枚から役を作ることができるのです。
⑤プライムリブ・ボーナス
5枚のカードの中で、リブカードを最も多く持っていたプレイヤーは、リブカードの1枚を勝利点(1点)として獲得することができます。
ここまで終了したら、勝利点・ストックとして使われたカード以外のカードと山札を合わせ、再び6枚ずつ配ります。
ゲーム終了
3ラウンド行ったらゲーム終了です。
最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝者となります。
リブ、サーロイン、リブ、ボーン 、ラム! 言い換えると 肉肉肉肉肉!
100%ビーフ ショーダウンをプレイ! テキサスポーカーようなお肉ゲーム。 ネタゲーにとどまらない魅力あふれるプレイ感。 僕たちは肉が大好きだ!#ボードゲーム pic.twitter.com/HM8cdZv45p
— マルゴ@帽子 (@marugo1d100) December 8, 2018
100%ビーフ・ショーダウンの感想
◎テーマが抜群に良い
対してジャンドイッチは、そんな麻雀参入への障害をすべてクリアしてるよ。
「肉の仕入れ」を題材にした作品には、今まで出会ったことがない。
ゲームは中身が重要ではあるけれど、テーマもものすごく大事だと思う。
その点に置いて、100%ビーフ・ショーダウンは「何だろう?」「プレイしてみたいな」「気になる!」と思わせてくれるゲームだなと感じたよ。
◎カードストックがすごくいい
おもしろいのは、ラウンドで負けたプレイヤーがカードをストックできるところ。
これってめちゃくちゃ大きいし、戦略に練り込むこともできそう。
まず、逆転が起こりやすいところが良いよ。
当然だけど6枚から5枚を選ぶより、7,8枚から5枚を選ぶ方が、幅が広がる。
なので、前のラウンドで負けたプレイヤーのほうが、次のラウンドで良い役を作れる可能性が高くなるよね。
また、その部分を見越して、あえて負ける戦略もありそう。
たとえば、シャトーブリアンを引いたとき、あえて負けてストックしておく。
その後、シャトーブリアンを除く6枚で勝てそうな役が作れれば、シャトーブリアンは頭として使用する。
これで勝てた場合、シャトーブリアンを役として使うことなく勝利点4点をゲットできる。
こんな戦略もできそうなので、いろいろ考えられるよ。
1枚ストックするだけでこんなに広がるんだな。
〇ドラフトで行うポーカーのような感覚
ポイントは、最初の1枚目と最後の6枚目をオープンさせずに進むところかな。
2~5枚目のカードである程度の役は見えてくるんだけど、それ以外の2枚がなかなかに曲者。
カードを回している時も、相手のことを考える要素があるのは楽しいね。
〇拡張のラムは入れるべき
ラムカードは、役を作るうえでかなりトリッキーな動きをする。
「ラムチョップ・コンボ」という役があるんだけど、この役は「オープン時、誰かが10点以上の役を作っていた場合のみ、勝利することができる」というもの。
いや、おもしろすぎるでしょ笑。
基本、役の強さが変動しないゲームだからこそ、こういう役はすごく貴重だよ。
これならシャトーブリアンも倒せるしね。
また、作れる役が限られている分、勝利点が5点というのも魅力的。
これこそ一発逆転に欠かせないカードなんじゃないかな。
△シャトーブリアンがかなり強い
シャトーブリアンはフィレとして使うこともできるので、取らない手はない。
フィレを使う役も強いからね。
この辺は少し気になったかな。
キツネレモンの評価
いやー、おもしろいよ。
元々ポーカーが好きなのもあるからか、すぐにハマったね。
とにかく、ゲームがおもしろくなるようにいろんな要素が散りばめられているので、ぜひ一度プレイしてみてほしい。
こんな人に勧めたい
- ポーカーが好きな人
- いろんな要素が入ったゲームがしたい人
- 牛肉が大好きな人
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