ボードゲーム「スクエアオンセール」のレビューを書きました。
※感想が多いので、細かいルール説明はありません!
ツイッターの画像と大まかな説明でご勘弁を!
スクエアオンセールってどんなボードゲーム?
・ゲーム説明:5×5マスの区画を競りで買い取って、ビルを建てろ!
・プレイ時間:45分
・プレイ人数:3~4人
・対象年齢 :10歳~
スクエアオンセールのルールをざっくり箇条書き!
コンポーネント
・ボード:1枚
布製のボードで、5×5のマスが描かれている。
・ビルコマ:80個(4色×20個)
四角い積み木のようなコマで、赤、青、黄、白の4色ある。
競り落とした区画に建てる。
・紙幣コマ:80個(4色×20個)
ドルマークが描かれた長方形のコマで、こちらも4色ある。
ビルを建てるための区画を競り落とすときに使う。
・カウントダウンマーカー:20個
競りが完了するまでの時間を示すマーカー。
円柱の形で、片面に1つの丸、もう片面に2つの丸が描かれている。
・宝石コマ:30個
ボーナス得点のようなもの。
条件を満たすと受け取れる。
ゲームの目的
区画をうまく競り落とし、誰よりも多くの点を獲得する。
ゲームの準備(4人プレイの場合)
・各プレイヤーは、自分の色のビルコマと紙幣コマを受け取ります。
・ボードを広げ、カウントダウンマーカーと宝石コマは脇に置いておきます。
・適当な方法で初めのプレイヤーを決めます。
アクション
自分の手番では、5つのアクションを順番に行います。
- 資金の回復
- カウントダウン
- ビルの建設
- 「値付け」か「パス」
- 宝石コマの配置
ちなみに、一番初めの手番では④から行うので、④から見たほうがわかりやすいかもしれません。
1. 資金の回復
5×5マスのうち、中央の3×3マスに建設していた場合。
競り落とした際に使った自分の紙幣コマが残っていれば、手番の最初に各区画から1つの紙幣コマを回収できます。
2. カウントダウン
ボード上の自分の紙幣コマの上に、カウントダウンマーカーが乗っている場合。
カウントダウンマーカーをひっくり返します。
尚、乗っているカウントダウンマーカーの絵が1つの丸だった場合は、その区画を落札できます。
カウントダウンマーカーを取り除き、3「ビルの建設」へと進みます。
3. ビルの建設
・落札した区画へビルコマを配置します。
・すでにビルコマが置かれている場合は、その上に重ねて置きます。
ポイント
オセロのように、挟んだ区画にビルコマを置くことができます。
・また、中央(3×3マス)の区画にビルコマを置いたとき、宝石があった場合は受け取ることができます。
4. 「値付け」か「パス」
手番では、どちらかを行います。
「値付け」
競り落としたい区画に紙幣コマを好きなだけ重ねて置き、その上にカウントダウンマーカーを2つの丸の面を上にして置きます。
ほかのプレイヤーが値付けした場所を狙う場合は、置かれている紙幣コマよりも多くのコマを置きます。その後、カウントダウンマーカーを、向きを変えずに自分のコマの上へ動かします。
「パス」
値付けをせずに、パスします。
このとき、外周の隅以外の区画12マスに建設していた場合、1.「資金の回復」と同じアクションを行います。
5. 宝石コマの配置
最後に、宝石コマを配置します。
置けるところは、中央(3×3マス)のビルコマも紙幣コマも置かれていない場所です。
・各プレイヤーが順番に行い、以下の条件を満たしたらゲーム終了です。
- 誰か一人のプレイヤーが、ビルコマをすべて建設する
- ボード上のすべてのマスに、ビルコマが建設される
・得点を計算し、もっとも多くの点数を獲得したプレイヤーが勝利となります。
ボード上のコマ・・・1個につき1点(区画の中で一番上のビルコマを所有するプレイヤーが、その区画の合計得点を得ます。)
手持の宝石・・・1個につき1点
手持のビルコマ・・・1個につき-1点
#スクエアオンセール
買ってから1年放置してたヤツ!やっとプレイできた!かなり好き!やっぱ、面白いヤツだった!なんともいやらしい競りとオセロ!せっかく競り勝ちしたのにオセロでひっくり返される!面白い! pic.twitter.com/TiUed2IdjZ
— ukiuki (ATOBOR.GAMESの中の人) (@ukiukiBLOG) January 5, 2020
プレイした感想
◎めちゃくちゃおもしろい!
今まで競り系のゲームはやってきたけど、ほぼすべてが1つの商品をそのタイミングでみんなで競るというものだった。
スクエアオンセールは常にいろいろな区画で競りが起きているから、考える要素が多くて楽しい。
それでいて、オセロの要素がうまく入り込んでくる。
はさんだ区画にも自分のビルを置けるので、1手で多くの区画をはさめるようなプレイが求められる。
誰かがすべてのビルを置いたら終了すること、残ったビルはマイナス点になることも相まって、オセロ要素の大事さがグンと上がる。
この感覚はほかのゲームでは味わえないな。
◎競りが完了するまでに時間がかかるのもいいね
なんて表現したらいいかわからないんだけど、しいて言うなら「時限爆弾競り」って感じ。
他のプレイヤーがあと1周で競り落とせそうだと、こっちはほんと焦る。
でも、自分の資金とも相談しなきゃいけないし。
こんな風にひたひたと迫ってくるような競りは、このゲームならではって感じ。
◎どんな建築計画を立てるかめちゃくちゃ悩む
オセロをもとにした構造なので、はさまれる区画は圧倒的に真ん中の区画が多い。
終盤になってくると、5段、6段になることもある。
しかし、得点を得られるのは一番上のビルを建てたプレイヤーだけなので、いつ建てるのかということも大事になってくる。
序盤から中央を攻めるのか。
それとも、資金をつぎ込んででも外堀を埋めていくのか。
いやー、悩ましいね。
〇考える要素がかなりある
時間、平面、空間をすべて考えなければならないので、ほかのシンプルなアブストラクト系ゲームよりも、考えをまとめるのが難しい。
感覚も独特なので、好き嫌いがけっこうはっきりするかもしれない。
考えるのが好きな人には向いてるけど、もっとパーティー的なゲームや運要素の強いゲームが好きな人には向いてないかな。
知ったかぶりの評価
かなりおもしろいね。
個人的には、4人でプレイするのが一番楽しいと思う。
ルールは少し複雑だけど、1回やれば覚えられる。
こんな人に勧めたい
- 競り系のゲームがやりたい人
- 陣取りゲームがやりたい人
- 頭脳戦を楽しみたい人
- シンプルなコンポーネントが好きな人